昨日日食を見に行くと書いたが、今年の7月22日にトカラ列島(鹿児島県十島村)で皆既日食が見られる。トカラ列島の他では屋久島と種子島に南側ちょっと、奄美大島の北側ちょっとである。そのうち一番長時間見られるのが悪石島で6分20秒ということになる。私は1991年にメキシコのバハカリフォルニア半島の先端のトドスサントスというところで6分を超える皆既日食を見たことがあるがさすがに6分は長いので皆既日食の醍醐味を十分堪能できる。屋久島では4分弱である。
さて、すでにマスコミでも取り上げられているがトカラの島々は元々人口が少なく宿泊施設等も少ない。そこに見物客(観測者?)が大挙して押しかけるのは無理がある。そこでトカラについては近畿日本ツーリストが代表となり十島村と交渉してツアー客を受け入れることになった。当然受け入れ人数には限度があり抽選であるが、電気や水、食事などライフラインからの整備が必要で受益者負担ということからツアー代金は40万前後となっている。
さすがに40万はちょっとと思ったので私は中国に行くことにした。旅費はもうちょっとリーズナブルである。まあ、中国でも5分を超える皆既時間なのでエジプトで見たのより長くまあまあである。
この写真は2006年3月29日にエジプトのサルームで撮った皆既日食のコロナである。
こちらはダイヤモンドリング。
2012年5月20日には関東などで金環日食が見られるが金環ではコロナは見ることができない。日本でコロナが見られる皆既日食となると2035年9月2日まで待たなければならない。あと26年半も待てないよ。

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