四、五日前になつおと二人で話してた。
なつおが大きくなったときとか、将来の話になった。
自分が
「いつか大きくなっておっとーとケンカするときがあっても、おっとーはお前のこと好きやぞ」
と言った。
するとなつおは
「ケンカするわけないやろ」
と俺を叩いてきた。
お。
自分はなつおにとって大きい存在だし、叱ることはあっても毎日仲良く遊んでる。
そんな自分とケンカするってことは、いまのなつおにとってはあり得ないことなんだと思う。
少し悲しそうな顔で怒ってた。
なつおの表情と
「ケンカするわけないやろ」
って言葉が強く心に残った。
本当にそうだったらいいな。