2008/7/23

歌舞伎観賞教室に参加してきました…☆  エンターテイメント

先日、国立劇場で開かれている「歌舞伎観賞教室」に参加してきました☆

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「親子で楽しめる歌舞伎教室」と銘打ったこの催し、夏休みとあってたくさんの親子連れで賑わっていました。私自身、歌舞伎を見たのは、はるか昔、学校の課外授業で見て以来のこと。歌舞伎初心者にはぴったりの内容でした。

最初に40分ほど、歌舞伎役者の澤村宗之助さんによる詳しい解説がありました。
歌舞伎の回り舞台や、せり(迫)とよばれる舞台の一部が上下するしかけ、今やミュージカルなどでは当たり前になっていますが、もとは歌舞伎から始まったものだそうです。

その他、義太夫と呼ばれるナレーションや、音楽の演奏について、効果音の表現などなど…どれもとても興味深いお話でした。この日の演目は「義経千本桜」でしたが、その内容の一部を交えての、具体的で、時にユーモアを交えた解説は、とてもわかりやすく楽しかったです。

休憩の後、いよいよ「義経千本桜」が始まり、見せ場となる最後の一幕を観賞しました。
主人公は忠信の姿をしたきつねの子どもですが、忠信・狐忠信の2役を演じる中村歌昇さんの演じ分けがすばらしく、ことに狐忠信のしぐさがかわいらしくて心を打たれました。

花道の先に観客の注意を一瞬惹き付けておき、そのすきに舞台にぱっと狐が現れたように見せかける…といった手法は、まさに手品といっしょだなあと思いました。
悪者をやっつける立ち回りなど、今の時代にあってはむしろ優雅とさえ感じられる美しい動きでした。

今までとっつきにくいと思っていた歌舞伎が、ほんの少し身近に感じられて楽しい体験となりました。もっといろいろ勉強して、また機会があったら見てみたいなあと思います。

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(国立劇場)
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2008/3/6

メトロポリタン・オペラ 「カルメン」  エンターテイメント

先週末、ニューヨークでの最後の思い出に、メトロポリタン・オペラの「カルメン」の舞台を見に行きました。場所は、リンカーンセンターのメトロポリタン・オペラハウスです。

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(メトロポリタン・オペラハウスのエントランス)

ニューヨークというとミュージカルのイメージが強いですが、オペラも超一流で、世界から類まれな逸材が集まっています。想像を超えるダイナミックな歌声、オーケストラの演奏、舞台装置、衣装、そしてアメリカらしい華やかな演出…とどれも感動的で、幸せな時間をすごしました。

オペラというと、格調高く取っつき難いように思いますが、例えば「カルメン」は、まじめな一人の男性の心を狂わせ、最後には殺されてしまう魅惑の女性カルメンと、彼女にのめり込み破滅への道をまっしぐらに進むドンホセ…というメロドラマのようなストーリー。

この他演目によって、大河ドラマ風あり、コメディあり…きっとその昔は、オペラもミュージカルのように娯楽性が高く、多くの人に親しまれているものだったのではないかしら…と思いを馳せました。「カルメン」は全編フランス語で歌われますが、各席の前に細長いディスプレイがあり、英語の字幕が表示されます。

私にとっては、ジプシーカルメンの傲慢ながら自由奔放な魅力と、ドンホセの婚約者ミカエラの一途さと清らかさ、という全く対照的な2人の女性の対比がおもしろかったです。また、誠実なドンホセが、カルメンの魅力にはまってどんどん転落していくとともに、その人相さえ変わってしまう姿にも、心が捉われました。

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(劇場に展示されている、昔の舞台衣装)

「カルメン」は全4幕で、それぞれ30〜40分ほどですが、各幕間に休憩が20分くらいあります。休憩時間には、観客たちはホールに出て、シャンパンを飲んだり、おしゃべりしたり…全部で4時間くらいかかるオペラですが、ゆったりと時間をかけて幕間も含め楽しんでいるように見えました。その華やいだ雰囲気に、私も心地よい酔いを感じました。

舞台が終わったときはすでに真夜中…外の風は凍えるほどに冷たかったですが、感動と興奮で心の中はほんわかとした温かさでいっぱいになりました。
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2007/10/11

Mamma Mia!  エンターテイメント

週末、マチネでブロードウェイミュージカルのMamma Mia!を見ました。
その昔一世を風靡したスウェーデン出身のボーカルグループ、アバ(ABBA)の曲とともに繰り広げられる、アメリカらしいドタバタ・コメディです。

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(Winter Garden Theatre)

アバを聴いた世代というと、私よりもほんの少し上かな…という気がしますが、このミュージカルの使われている20曲以上の曲は、どれも知っている、聴いたことのある曲ばかりでした。

あの頃はそれほど、街中にアバのサウンドがあふれていたんだなあと思うと、ちょっと感慨深いものがあります。そういえば、私の通った学校の近くに「北欧」という喫茶店(レストラン?)があり、そのお店でもいつもアバの曲が流れていたなあ…と、懐かしく思い出しました。

ファミリーで歌うボーカルグループというと、生意気ざかりの年頃にはちょっと格好悪い…というイメージがあり、当時はアバにはあまり関心がありませんでした。でもミュージカルでは、曲があまりアレンジされていなくて、当時のままのサウンドだったのにもかかわらず、古くささが感じられなかったのに驚きました。

改めて、偉大なアーティストだったんだなあ…と、その実力を再認識しました。
今週は、気がつくとアバの歌を口ずさんでしまっています。我ながら単純ですね…。

舞台は、ギリシャのある島…という設定でしたが、北欧のサウンドがとてもよく似合っていました。エーゲ海をイメージしているのか、舞台装置も衣装も「ブルー」が基調になっていました。
そして、場面ごとに「ブルー+アースカラー」「ブルー+オレンジ」というように色のトーンが統一されていてきれいでした。

主人公のお母さんとその友だち3人組が、愉快でとてもいい味を出していました。
友だちの一人がスタイル抜群、そしてもう一人がおデブちゃん…というのも、昔ながらのコメディの王道ですね。肩の力を抜いて、笑って楽しめるミュージカルでした。


話は全く、変わりますが…。
10月は「ピンクリボン月間(Pink Ribbon Month)」と呼ばれているのをご存知ですか?
ピンクリボンは乳がんの撲滅のためにアメリカで始まった運動で、今は全世界に広がっているそうです。ピンクのリボンがシンボルマークになっていて、10月になるとこの運動を啓蒙・支援するための、ピンクの商品が目につきます。

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COSTCOで買ったお掃除用のくるくるワイパーも、偶然ピンクリボン商品になっていました。
この週末はニューヨークでも、ピンクリボンのウォーキングキャンペーンがあったらしく、たくさんの女性たちがピンクのファッションで歩いているのを見かけました。
こうした活動、今月はいろいろなところで目にすることになりそうです。
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2007/7/2

Swan Lake (アメリカンバレエシアター)  エンターテイメント

アメリカンバレエシアター(American Ballet Theatre)のSwan Lake(白鳥の湖)を見に行きました。場所は、リンカーンセンターのメトロポリタン・オペラハウスです。

アメリカンバレエシアター(ABT)は、ニューヨークシティバレエ(NYCB)と人気、実力を二分する、ニューヨークを代表するバレエ団です。
バレエのことはよくわからないのですが、私個人の印象としては、NYCBがチームワークのバレエだとすれば、ABTは花形スターによるバレエかな、と思いました。
ABTは、ソロの踊りがとても華やかで、お客様も興奮して舞台を盛り上げていました。

この日のプリンシパルは、オデット姫を演じるPaloma Herreraさんと、ジークフリート王子を演じるAngel Corellaさんでした。Angel Corella(アンヘル・コレーラ)さんは、ABTで最も人気のあるABTを代表するプリンシパルの一人です。

NYCBではバレエをバレエとして、ただただ美しいなあと思って見とれてしまうのですが、ABTは、バレエというよりはまるでお芝居のようだと思いました。
踊りのテクニックも一流なのですが、表情や演技、表現力がすばらしくて、物語の世界にぐんぐんと引き込まれてしまいました。
悲しみのラストシーンでは、思わず息が止まり、感動のあまり涙がこぼれてしまいました。

ABTは熱狂的なファンも多いので、客席の雰囲気も独特です。
バレエの中でも最大の見せ場となるソロの踊りのシーンでは、観客も興奮して大騒ぎでした。
ちょっと例えが適切ではないかもしれませんが、私はなんとなく「宝塚」のファンに似ているような気がしてしまいました。
最後のプリンシパルのあいさつの時には、花束があちらからもこちらからも、たくさん投げ込まれていました。

ABTでは、鍛冶屋百合子さんという日本人のバレリーナの方も活躍されていて、今回もソロを踊る場面がありました。清楚な雰囲気のとてもかわいらしい方でした。

楽しく、そして夢のようなひと時でした。


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バレエとは関係ないのですが、この日、ちょうどリンカーンセンターの広場で、サルサのイベントが開かれていて、訪れたたくさんの人たちがのりのりで踊っていました。
これから夏にかけて、ニューヨークではこうした無料の野外イベントがいろいろと開かれます。
短い北国の夏も、いよいよ本番です。
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2007/5/1

Champions on Ice (フィギュアスケートショー)  エンターテイメント

週末、Champions on Iceというフィギュアスケートのショウを見に行きました。
場所は、ロングアイランドにあるナッソー・コロシアム(Nassau Coliseum)です。

オリンピックをはじめ、数々の世界大会のメダリストばかりを集めたフィギュアスケートのショウで、出演者の中に昨年のトリノ・オリンピックで金メダルを受賞した荒川静香さんの名前があったので、「荒川さんの演技を、是非この目で見てみたい!」と思ってチケットを申し込んだのですが…。
なんと荒川静香さんは出演されませんでした。
大ショックでしたが、ショウの方はとてもすばらしくて楽しくて、あっという間の2時間半でした。

(この後、ネットで調べてみたところ、荒川静香さんは今ちょうど日本でのアイススケートショーに出演していることがわかりました。Champions on Iceのサイトでは、出演者の都合によって出演しない場合がある…ということは書かれていましたが、それにしても残念でした!)

私は、フィギュアスケートといえば、オリンピックなどの「競技会」をテレビで見たことしかなかったのですが、Champions on Iceは「エンターテイメント」。今までのフィギュアスケートに対する私のイメージは、全く覆されました。

時間や技などの制約にとらわれることなく、照明やスポットライトで演出したり、椅子やさまざまな小道具を使ったり…と、スケーターがのびのびと自分を表現することを楽しんでいるように思いました。

いわゆるコメディー仕立てになっている楽しい演技もありましたが、私はやはりバレエのような美しい華やかな演技を見るのが好きです。音楽や衣装も、競技会に比べると、すごく凝っていて、スケーターの個性が生かされているように思いました。

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こちらはトリを務めたサシャ・コーヘン(Sasha Kohen)の演技です。
サシャ・コーヘンは、トリノ・オリンピックで銀メダル、また全米選手権でも金メダルを受賞している、アメリカで大人気のスケーターです。
この日も優美ですばらしい演技でした。

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最後のショーは、007仕立てになっていました。
衣装やダンスが凝っていて、とても楽しかったです。

日本でも最近人気が高まっているアイススケートですが、ニューヨークでは気候が寒いこともあってとてもポピュラーなスポーツで、子どもたちに人気のあるおけいこ事のひとつにもなっています。
多くの自治体でアイススケートリンクを持っていて、子どもたちは気軽に自治体が運営するレッスンを受けることができます。

音楽やスポーツなど、子どもたちが気軽にいろいろな体験ができる環境が整っているのは、アメリカの教育システムのすばらしい一面だなあと思います。
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2007/4/18

A Chorus Line  エンターテイメント

週末の夜、久しぶりに大人の時間を持てることになったので、ミュージカルを見に行きました。
8時からの開演だったのですが、ネットでチケットをオーダーしたのが、なんと2時間前の午後6時。
どれにしようかなあと思ったのですが、結局昨年からブロードウェイでリバイバルヒットしているA Chorus Lineを見に行くことにしました。
キリンの一番絞りのコマーシャルにも使われていた「One」という曲が有名…くらいしか予備知識がなかったのですが、人気のあるミュージカルなので間違いはなさそう、と思って決めました。

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(A Shubert Organization Theatre)

チケットをオーダーしたとき、Partial View(部分的に見えない場所があります)とただし書きがあったものの、「きっと、おおげさに言っているだけ」と楽観的に考えていた私。
席は前から3列目の一番左端だったのですが、劇場の作りが古いこともあって、舞台の左端の部分が全く見えなかったのは、ちょっと残念でした。
それでも、3列目とあって、演技者の表情や歌、ダンス、息遣いまでも間近に感じることができ、迫力のある舞台を楽しむことができました。

このミュージカルは、ミュージカルダンサーとしてオーディションで選ばれた17人のそれぞれのキャラクターをていねいに描いている作品です。

ニューヨークのラインダンスといえば、毎年ラジオシティで上演されるRocketsのクリスマスショーが有名ですが、Rocketsのメンバーに選ばれるには、ダンスはもちろんのこと、身長、スタイル、容姿など、かなり厳しい選考基準をクリアしなければならないそうです。
それだけに、あれだけきれいに揃ったラインダンスを披露することができるのだと思います。

ところが、このミュージカルで選ばれたダンサーたちは、身長も人種もスタイルもみんなバラバラ。それぞれが複雑な家庭環境で育っていたり、コンプレックスや悩みを抱えていたり…という設定です。
にもかかわらず、ラストシーンのラインダンスは、それぞれの個性が複雑なハーモニーを作り出していて、とても魅力的でした。
アメリカのかかえるさまざまな問題と、アメリカのめざす理想の姿(=いろいろな価値観や背景を持った人たちがひとつになる)を表現しているのかな…と思いながら見ました。
もちろん本来はみんな才能にあふれた俳優たち、ダンスも歌もすばらしかったです。


Read Moreでは、今アメリカを震撼させているあの事件について。


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2007/1/10

The Sleeping Beauty (バレエ)  エンターテイメント

ニューヨーク・シティバレエのThe Sleeping Beauty(眠れる森の美女)を見に行きました。
場所は、リンカーンセンターのNew York State Theaterです。

ニューヨーク・シティバレエ(New York City Ballet)は、アメリカン・バレエシアター(American Ballet Theater)と人気、実力を二分する、ニューヨークの代表的なバレエ団です。
特に毎年クリスマスシーズンに公演される「くるみ割り人形」は大人気で、マンハッタンの冬の風物詩となっています。


チャイコフスキーの華麗な音楽とともに繰り広げられる幻想的な舞台はほんとうにすばらしく、夢のようなひと時でした。
主役のオーロラ姫が、16歳のかわいらしい少女と、100年後の眠りから覚めたときの優美な大人の女性を、きちんと演じ分けているのに驚嘆しました。
しぐさや表情、そして踊りだけで、こんなにいろいろな表現ができるバレエって、ほんとうにすばらしい…まさに総合芸術だと思いました。

最後の方では、長靴をはいた猫や赤ずきんちゃんなど、グリム童話でおなじみのキャラクターによるコミカルな場面もあり、アメリカらしい楽しい演出でした。

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写真は、シアター内の2階のホールの様子です。
バレエが終わった後も、しばらくの間うっとりとした気分ですごしました。
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2006/12/25

Mary Poppins (ミュージカル)  エンターテイメント

先月公演が始まったばかりのディズニーの新しいブロードウェイミュージカルMary Poppinsを見に行きました。今とても人気のあるミュージカルですが、なんとか後の方の席をとることができました。
ちょうど舞台を上から見下ろす形になり、全体を見渡すことができました。

舞台はロンドン。厳格な父親のもとで暮らしている二人の子どもたちのナニー(保育係)としてやってきた風変わりで楽しい女性メアリーポピンズ。
彼女は実は魔法使いで、魔法を使って二人を楽しませ、いろいろなファンタジーの世界に連れていってくれます。

歌とダンスがもりだくさんの、ミュージカルらしいミュージカルでした。
歌はどこかで聴いたことのある楽しいものばかりで、思わずいっしょに口ずさみたくなってしまいました。ミュージカルが見終わって何日かした今も、気がつくと頭の中で歌がまわっています。

古典的なお話ですが、最新の舞台装置を使って、新しい魅力にあふれていました。
家の中のセットはまるでドールハウスのようによくできていて、見ていてとても楽しかったです。

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写真はミュージカルを見たタイムズスクエア近くのNew Amsterdam Theatreです。
以前はミュージカルLion Kingが演じられていましたが、古めかしい屋内の装飾が歴史を感じさせるすばらしい劇場でした。

街の景観に気を使うアメリカでも、タイムズスクエアだけは例外。
ピカピカのネオンと大きなハデハデの看板があふれています。
この日も年末とあってものすごい人出で、いつも以上の熱気に圧倒されました。
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2006/12/12

Big Apple Circus  エンターテイメント

ニューヨークの冬の風物詩のひとつ、Big Apple Circusに行ってきました。
場所は、リンカーンセンターの敷地内に、この時期だけ設置されるテントです。

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サーカスというと、ダンボやピノキオのお話のように、動物に無理やり芸をさせるかわいそうなイメージがありますが、このサーカスはたくさんのワンちゃんを使ったものなど、動物にやさしい素朴で微笑ましいものでした。

また、すごいテクニックを持ちながら全くそれを感じさせず、コメディ仕立てになっていたり、照明や音楽の使い方が絶妙で、落とし所をちゃんと心得ていたり、…と、お客様を楽しませるのがほんとうに上手で、私もずっと笑いころげていました。

合間の道化役の3人組もそれぞれ個性的で、時々最前列のお客様を巻き込むのですが、どのお客様もノリがよくて、それがまた舞台を盛り上げていました。
アメリカを感じさせるひとこまでした。

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こちらは、リンカーンセンターのクリスマスツリーです。
青白いライトを使ったクールで大人っぽい雰囲気のツリーでした。
リンカーンセンターは、オペラハウス、バレエシアター、コンサートホールのある、複合芸術施設です。
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