写真浪漫 ブログ

最近、朝夕がめっきり涼しくなった。
さわやかな朝日を浴びていると、新たな写欲がわいて来る。
今年の紅葉はどうだろうか…ここ10年以上鮮やかな紅葉
に出会っていない。
すぐ近くに日光、ちょっと足を伸ばせば裏磐梯という
すばらしい紅葉のメッカがありながら、異常気象の影響か
木々はなかなか美しい姿を見せてくれない。
今年こそは…と祈りつつ、カメラの手入れをしている…。

休日、気合を入れて撮影にいく。
コンテストに入選するように、そしてクラブで
評価されるように…。
そんなことを考えながら撮った写真は、どこか
不自然で、余裕のなさがにじみ出る。
しまった。　また”写真”を忘れている…と気づく。
コンテストに入選する写真と、良い写真とはちがう。
コンテストに入選するのは、内容に力のある写真。
しかし、そういう写真は撮ろうと思って、たやすく
撮れるものではない。むしろ偶然が味方したとき、
はじめて撮れる。
良い写真とは軽やかで楽しいものだ。撮影者の幸せ
な気分がにじみ出る。
明日からはまた、楽しい写真を撮ろう、そして
願わくば偶然の神様が味方してくれて、コンテスト
に入選できる作品が撮れればと思う。

お盆休みの続きの連休で、写真三昧…といきたいところ
だが、ひたすら暑い…。
車から出て撮影を始めるとすぐに、滝のような汗。
炎天下の街では熱は逃げ場を知らず、撮影者を容赦なく
鞭打つ、さらに根性無しの私には、重い機材が苦痛に
拍車をかける。
一眼デジカメは、その画質こそすばらしいが、街のスナップ
（特に夏場）にはベストとはいいかねる。
といってコンパクトデジカメでは画質に物足りなさが残る。
銀塩時代は、CONTAX T-2を良く使っていたが、基本的な
画質はフィルムで決まるため、大きな不満はなかった。
しかし、デジカメではそうはいかない。
一眼と同じ、APSサイズCCDのコンパクトデジカメが早く出現
することを願うこのごろである。

先日、宇都宮市で開催された、ふるさと宮まつりの撮影
に出かけた。
毎年必ずといっていいほど雨が降るのだが、今年は
例年にもまして、ものすごい雷雨に見舞われた。
私のカメラは、今となってはちょっと古いオリンパス
のE-1。最近は後発で軽快なE-300を使うことが多いが、
この日は雨の予報が出ていたこともあり、防滴性能の
確かなE-1を選択した。
予想は的中、まつりの開始や否や横殴りの豪雨となった。
屋根のある場所はどこも人であふれ、傘を差しても
真横から吹き付ける雨に体もカメラもずぶ濡れに
なったが、E-1とそのレンズシステムは何事も無いかの
ように軽快に作動するではないか。
防滴性能に期待してはいたが、実際にずぶ濡れで
作動する一眼レフを見ると、ちょっと驚きである。
ずぶ濡れのマーチングバンドや神輿の担ぎ手には
悪いが、調子に乗って雨中の祭りを激写とばかり、
撮影しまくった。
一般参加者には、さぞかし奇異に見えたとは思うが…。
でかい、重い、高感度ノイズが多いと不評の
つきまとうE-1だが、それでもプロ仕様。
いざというときのタフネスさは目を見張るものがある。
これからもE-1を大切に使い続けようと思った。