今回は済州方言の代名詞と疑問詞についてお話ししたい。
・指示代名詞 이것/이거(これ) 그것/그거(それ) 저것/저거(あれ)
*標準語と同じである。
・場所を表す代名詞 이디(ここ) 그디(そこ) 저디(あそこ) 어디(どこ)
*「여기(ここ)、거기(そこ)、저기(あそこ)、어디(どこ)」に当たる
・方向を表す代名詞 이레(ここへ) 그레(そこへ) 저레(あそこへ) 어드레(どこへ)
*「이리로(ここ)、그리로(そこ)、저리로(あそこ)、어디로(どこ)」に当たる
・色々な疑問詞
무신것/무신거(何、標 무엇) 어떵(どのように・どう、標 어떻게)
어느제(いつ、標 언제) 무사(なぜ、標 왜/어째서)
어느(どの、標 어느) 무신(何の、標 무슨)
어떵ㅎ・ㄴ/어떤(どんな、標 어떤)
例 그거 무신것이우꽈 ? (標 그거 뭡니까?):それ何ですか?
이디 싯수게게 (標 여기 있지 않습니까):ここにあるじゃないですか
ㅎ・ㄴ저 이레 옵서게!(標 어서 이리 오시오):早くこちらへ来てください!
그 집인 어떵 갑네까?(標 그 집엔 어떻게 갑니까):その家にはどう行くんですか?
시방 어드레 감수가? (標 지금 어디로 갑니까):今どこへ行くんですか?
어느제 오쿠꽈? (標 언제 오겠습니까):いつ来るんですか?
느 무사 밥 아니먹엄디? (標 너 왜 밥 안먹니):あんたなぜご飯を食べないの?
가인 무신 말 ㄱ・ㄹ암시?(標 그 아인 무슨 말 하고있니):あの子何言ってるの?
어떵ㅎ・ㄴ 사름이랏수꽈?(標 어떤 사람이였습니까):どんな人でしたか?
次回は、済州方言の助詞についてお話しする予定である。

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