私の趣味である鉄道模型について家庭をもってからというもの常々考えておりました。
この趣味はエンドレスである事。誇りをもって一生涯楽しめる趣味という事ではエンドレスとして素晴らしい事でありますが、この趣味のもうひとつの一面、投資額が半端なくエンドレスである事。
メーカーからは次々と新製品がリリースされてきます。それは企業として売れるであろう魅力的な商品を送り出す事は当然の事。しかし、私が思うに、リニューアル名目や、さよならイベント等にプレミアム感の付加価値を添加しての商品展開が多いようにある。また、新車が登場すればそれを追うようにリリース。これこそエンドレスという名の無限地獄に思えてきた。楽しみ方は人それぞれでありますが、では、私はどう向き合えばよいか?そこで再び気付いた事が、実車のもつ雰囲気を模型に再現という事。そして、集めてきた車両達に+αの魅力という付加価値を植え込む事。
画像のキハ58は一見市販品のままでありますが、非常に細かい部分ですが大きな違いがあります。それは以前にもアップした事がございますが、ライトのリフレクタの再現なのです。どんなに製品が進歩しても、ゲージが大きくても細かい事でしょうが置き去りとなってしまっている様子です。プロジェクター式ならば無加工でいいでしょう。ですが、電灯式であるならば、無点灯の際にはリフレクタの反射板のシルバーが目立つのです。また、それが顔にもなります。活きた姿として可能な限り再現し、投資を抑制しても生涯楽しめる趣味として続ける決意をしました。
追伸。車両のチョイ加工はしても新規製作は実施しない方向とします。また、過剰な手摺等のディテールアップ、ウェザリングについてもバランスを考えて車両の美しさを優先とします。場合によればオーバースケール気味でトータルバランスを崩しているケースもございますので。風景等のモジュールにつきましても線路際の情景をメインとし、建物等については過剰投資ならびに私の鉄道模型のジャンルとしては対象外として扱います。路モジも検討しましたが、併せて建物等が入り込む事から、趣味の対象外としました。また、ゲージにつきましても、色々な方々よりお誘いがございましたが、私はN専でまいります。私的には16.5はメインとする狭軌車両では違和感を常々感じてましたし。
なんだか迷いが吹っ切れた感じです。
