イースタンユースのボーカル吉野寿氏のソロプロジェクトoutside yoshino「ナニクソ節」は、震災後一週間ほどでネット上にて発表された。これは復興ソングとは銘打っていないし、多分吉野氏もそういう言い方は嫌いだと思うが、震災の影響で出来た曲に間違いはない。震災のことは直接歌っていないが、どうにもならない脅威に振り回された人間の悔しさと再生力に溢れている名曲だ。
復興ソングというと「新しい町」というのがあり、自分は夜のストレンジャーズがカバーしたことでその曲を知った。夜ストのライブでも聴いたし、渋谷のラストワルツでつまらないミュージシャンが歌ったのも聴いたことがある。震災直後にネットなどで発表された復興ソングのほとんどはただの売名行為だったらしいが、この曲には売名行為的なものは感じないし、本当に復興を願っているのだなとも思う。ネットで調べたら色々な人達がカバーしているので、この曲に共感した人がそれだけいるということだろう。でも、自分はこの曲を苦手に感じてしまう。なんだかこう、「みんなの歌」というか、ただそのままというか、正しいだけというか、歌としての魅力をまったく感じない。自分は「みんなの歌」よりも「個人の歌」に強く魅かれる。その人の個人的なことを歌っていても、自分の経験と交差する瞬間に生まれるベタベタしない共感にとても魅かれる。被災していない自分にとって震災は関係ないものとは思っていないが、「新しい町」は自分には関係ない歌でしかない。
「ナニクソ節」を久々に聴いてみたらやはり心に沁みた。震災に影響されて生まれた曲は沢山あれど、これ以上強さを感じる曲はないだろう。
http://www.youtube.com/watch?v=Cs8cNnTtXoo
http://paper.li/metamoninja/1320400031
「今日の銀シャリ」
朝
しそゆかり
卵かけごはん
味噌汁(タマネギ、ニラ)
コーヒー
昼
弁当(キャベツ)
白身魚フライ
麦茶
フライは100円ローソンにて購入。でも、120円。
夜
千切りキャベツ
味噌汁(タマネギ、ニラ)
味噌汁は卵入り。