休み。
夕方、東京は吉祥寺にある武蔵野公会堂で毎月行われている立川談笑一門会を見に行く。
受付、物販、会場アナウンスなどは談笑師匠の弟子3人で全てやっているよう。
前回見に来た時よりも客が増えている。8割方は入っていた。フジテレビ「噺家が闇夜にコソコソ」効果も手伝ってじわじわ盛り上がっているよう。
7時に開演。
開口一番は立川笑笑。
談笑三番目の弟子。
噺は「あくび指南」。
まだまだ前座さんだし、そんなに笑えないだろうと思っていたけれど所々で笑えた。確実に成長しているのが分かった。
次が吉笑。
談笑一番弟子。
「噺家が闇夜にコソコソ」に出ている関係で、この夏にフジテレビ「お台場新大陸」のブースで落語をやった苦労話のあれこれをまくらで語る。要所要所で出て来る「おやおや〜」というフレーズがツボ。
噺は新作の「大根屋騒動」。次々と畳み掛けてくる感じが吉笑ならでは。
仲トリが談笑。
テレビの仕事で尾道に行った話をまくらで語ってから「千早振る」に入る。他の人とは噺の中に出て来る短歌の解釈がまったく違うのかと思ったらほぼオーソドックスなパターンで進む。そのままで終わるのかなと思ったら最後に談笑流のサゲで締めてくれた。さすがと思う。
休憩後は笑二。
談笑二番弟子。
羽織あり袴なしのスタイルで出て来る。師匠の談笑が羽織なし袴ありのスタイルなので弟子にもそうしてほしいと思っていたけれど、彼はこちらの方が似合っていると思った。
噺は一週間前の独演会でもやった「青菜」。独演会では一番印象に残った噺だったのでまた聞けて良かった。
トリは談笑。
噺は「浜野矩随」。
まくらはふらずにすぐ噺に入る。
兄弟子の談四楼師匠がこの噺を得意としていて高座でもよく掛けている。自分は20回以上聞いている。談笑師匠では5年ほど前に一回聞いている。元々の内容では主人公の母親が自死する設定になっているのだが、談四楼、談笑共そうはしていない。でも、それ以外は違う角度でこの噺に取り掛かっている。
談笑版の「浜野矩随」も良いし、比べるものではないのだが、どうしても談四楼師匠に軍配が上がってしまう。談笑師匠が悪かったわけではない。
何はともあれ、着実に成長している談笑一門会を見られて良かった。
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「今日の銀シャリ」
午前
鶏皮丼
味噌汁(豆腐、油揚げ)
アイスコーヒー
夕方
おろし醤油うどん(中)
コロッケ
「はなまるうどん」吉祥寺店にて。
夜中
缶ビール(500ml)
