休み。
昨日、行こうと思っていた落語は「立川談笑一門会」だった。
朝、ツイッターのチェックをしていたら、三番弟子の笑笑が昨日で廃業して別の道を進むことになったと知って驚いた。才能ある兄弟子2人に比べるとまだまだだったけど何とも残念。
師匠の談笑は、向いていない世界にズルズル居続けることを良しとしない考えで、出来るだけ早く前座から二つ目にするから、そこでやりたいことをやって違うと思ったらすぐ辞めろと常々言っていて、場合によっては破門を言い渡すこともあるとのこと。実際、笑笑の前の三番弟子の笑吾は破門になっている。笑吾の場合は三十半ばでの入門だったので、二つ目になってから辞めるということになるとやり直しが厳しいからと早目に判断して前座の段階で破門ということにしたらしい。
笑笑も前座だったが、まだ二十代半ばだったので彼の場合は自分で決めたのだと思う。だから破門ではなく廃業なのだろう。
こんなことなら残業を断って見に行けば良かった。目先の小銭に振り回されて大事なものを見逃してはいけない。
夜は、東京は高円寺のライブハウスアローンに佐藤君のライブを見に行った。
7時過ぎにアローンに入る。
ポツポツお客が入って来て7時半にライブスタート。
この店は持ち時間がセッティング別30分で3組出演というのが基本。なのに1、2番手の人が20分以内で終えてしまった。予想より早く終わってしまったというよりは最初からそのくらいで終える予定だったような曲数だった。こちらとしては早く終わる分には構わないけれど、自分達のお客に対してそれでいいのだろうかとも思った。
3番手でトリが変身忍者佐藤豪。
今日は紙芝居ナシと事前に予告。
いつもなら店の人がセッティングを終えてからSEに乗せて出て来るのだが、今日はセッティング中に登場。
いつもの霧吹きもなくライブスタートし、ガツガツ曲を畳み掛けてゆく。1曲目の終わりで拍手をするタイミングをつかめず、佐藤君も曲終わりに何も言わないので、誰も拍手せずに曲だけが続いてゆく。
アローンは相変わらず音が良い。照明や、ボーカルにエコーを掛けるタイミングも絶妙。
いつもと勝手が違ったライブだったけどこれはこれで良い。この際、メイクも衣装もチャンピオンベルトもなしでやった方が良かったのではと思ったりした。
7曲ほど畳み掛けたあたりでやっと挨拶をしたのでそこで今日初めての拍手。
あれこれ語り最後の曲に入る。去年の暮から今までにおける転職のあれこれに対する憤りを実名入りでぶちまける。後で聞いたらアドリブだったとのこと。ちょっと長いかなとも思ったが歌い切って終了。
ギターにブレーンバスターもなかった。
9時前にライブ終了。
アローンの場合、ライブが終わるとテーブルや椅子を並べ替えてそのまま打ち上げに入ることになっている。自分は大抵参加している。
10時頃に店を出ようかなと思っていたけれど、あれこれ楽しく話していたら10時半頃になってしまった。それはそれでよし。