休み。
今日は昼に落語を見て夜に野球を見るという2本立て。
まずは落語。
東京は新宿にある道楽亭に立川笑二独演会を見に行く。
11時半頃にアパートを出て電車で新宿へ。
昨日、夜の10時半頃までいたスモーキン・ブギの前を通って道楽亭に行く。
1時半過ぎに道楽亭に入る。
2時5分頃に開演。
開口一番で前座は使わずいきなり笑二。
ここ、新宿二丁目にまつわるエピソードをまくらで振ってから「手紙無筆」。
古典の流れに忠実でありながら自分流の言い回しや使う言葉のセンスが絶妙。「ワナかよ」の一言がとてもおかしい。
続いて「蜘蛛駕籠」。
何度が聞いたことがあるのに、客を強引に捕まえる仕草に何度も笑う。
三席目は初めて聞く噺。
口の達者な子供が大人を言いくるめる。井上ひさしの小説にはこんな子供がよく出て来てムカつくのだが、この噺の子供は楽しい。
何て噺だろうと思っていたが、最後に「佐々木政談」と演目を言ってくれたので分かった。タイトルは知っていたがこれが「佐々木政談」という噺だったのか。
休憩後にもう一席。
さて何をやってくれるのかなと思ったらなんと「もう半分」。
10年ぶりくらいに聞いた。
落語を聞き始めた頃に立川流一門会で談四楼師匠がやっていたのを聞いて以来。とにかく何の救いもない噺。落語に出て来る酒飲みはどこかユーモアがあったりするので寛容になれることが多いのだが、この噺に出て来る爺さんには何の同情も好意も持てない。
笑いもない噺を力量で聞かせる笑二の底力を見た。
充実した2時間だった。
そのまま神宮球場で行われるヤクルト−横浜戦を見る為に地下鉄を乗り継いで外苑前へ。
5時頃に神宮球場に入る。
とにかくソーセージを買うためにルゥ・ジャパンを目指す。前回は長蛇の列だったが、今回は早目に言ったので1分ほど待っただけで買えた。
外野指定席だったが、前回と同じく立ち見エリアでの観戦。
まだ明るい球場に少しずつ人が集まる様や、グラウンドで選手がウォーミングアップをする様を見ながら生ビールとウインナーを楽しむ。試合開始前に2杯目を購入。
色々なユニフォームシャツを着ている客がいて、とっくに引退したり移籍したりしている選手の背番号やローマ字の名前を見ると感慨深いものがある。
6時に試合開始。
横浜は1回表に筒香のラッキーなヒットで1点先取。だが3回裏に同点にされ、4回裏にさらに1点入れられ逆転されてしまう。だが、5回表に2点入れて逆転。打線がつながった時の客席の盛り上がり様が凄かった。これはいけるかと思ったがその裏に2点入れられ再逆転。でもまだまだ1点差と思っていたが7回裏に追加でもう1点入れられ、そのまま5−3でヤクルトの勝利。もう1本が出なかったシーンがいくつかあった惜しい試合だった。
近くにヤジの上手い人がいて、「戸柱〜、その打率を何とかしろ〜、話はそれからだ〜」というのには笑った。何の話をするというのだ。
今日の試合ペースだと10時近くまで行くかと思われたが9時過ぎに終了。だが、試合終了後は混雑するので、球場を出るまでから外苑前駅で電車に乗るまでに30分ほどかかってしまうのは困りもの。
負けたのは残念だったが、前回と同じく今までのような悲壮感を引きずる人が周りにいなかった。
次回は8月7日にまた神宮で見る予定。次こそ勝ってほしい。
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