仕事を終え、そのまま電車を乗り継いで東京の秋葉原にあるライブハウス、クラブグッドマンに「久保田安紀追悼ライブ「高円寺百景ワンマン」」を見に行く。
去年亡くなった高円寺百景の初期メンバーである久保田さんの追悼ライブ。
7時15分頃にグッドマンに入る。
フロアの隅に久保田さんの遺影が飾られているが、それ以外はいつものライブハウスの風景。
ステージにはスクリーンが下ろされていて、そこに久保田さん在籍時の高円寺百景ライブの映像が映されていた。
7時40分前にライブスタート。
第1部は現編成での高円寺百景ライブ。
ドラム吉田達也氏を中心としたプログレバンド。久保田さんはコーラス&キーボードで参加していた。
いつもはTシャツの吉田氏が白のエリ付き長袖シャツだったのが珍しい。追悼ライブでも喪服を着るとドラムが叩きにくいからせめてもの礼儀ということだったのだろうか。
去年出されたアルバムからの曲を中心に演奏。
追悼ライブというとどんな感じになるのかなと思ったが、いつものような変拍子と転調、そして造語によるコーラスワーク全開な高円寺百景ライブだった。
1時間ほどの1部を終え、休憩を入れて2部。
高円寺百景とは別に久保田さんが作った曲、高円寺百景に参加する前にやっていたバンドの曲、高円寺百景の1stに収録されている久保田さんが作った曲を、曲によってメンバーとゲストを入れ替えての演奏。
さがゆきさんやエミ・エレオノーラを久しぶりに見る。
そして、休憩を挟んでの3部。
現編成での高円寺百景メンバーで、久保田さんが参加していた1st、2ndアルバムからの曲を演奏。合間に久保田さんエピソードが語られて少し会場がほっこり。
吉田氏から、今日はこういうライブだからアンコールとかはなしと宣言され、最後に「ios」をみんなで歌って終了。
良いライブだった。
追悼ライブというので行くかどうか少し戸惑っていたが行って良かった。
久保田安紀さんの人生は少し短かったけれど、今日来た人達や、沢山いたであろう来れなかった人達に愛されていたのだから幸せな人生だったと思う。
