休み。
雨なので予定が狂う。それでもあれこれをしてやれるだけのことをする。
今日は、東京は六本木にある不動院で行われる不動院寄席を見に行く。
5時前に出かけ、電車を乗り継いで六本木へ。
不動院寄席に行くのは2、3年ぶり。この会は座敷席なので、膝を痛めてからはちょっと遠のいていた。
不動院までの道のりは、少々不安になったりもしたが道を間違えずにたどり着けて何より。
6時半頃に開場。
最近は声優などのゲストを入れているせいか、なかなかの盛況ぶり。
開演は7時なのだが、6時45分頃に立川志ら乃師匠が登場。志ら乃師匠は近年声優さんなど色々な人に落語を教えているのだが、その人達が落語を披露する場がなかなか増やせないとのことで、開演前にチャレンジ枠としてやらせたいという旨を説明してから児玉美樹さんの落語が始まる。
噺は「子ほめ」。
後で調べたら、俳優やナレーターをやられている方だった。
噺は志ら乃師匠に教わったのだろうが、立川流の落語家さんの「子ほめ」で聞いたことのないくすぐりが沢山あって驚いた。志ら乃師匠のアレンジなのだろうか。もしかしたら、志ら乃師匠の師匠である志らく師匠のアレンジだったりして。
次からが本編。
談吉さんは「蝦蟇の油」。
ほんのりおかしいいつもの談吉さんであった。もう真打で良いのではと毎回思う。
続いてらく兵。
噺は「宮戸川」。
色々な人でよく聞く噺なのに、この話はお題をついつい忘れてしまう。今回も、「この噺何だったかな〜」と思いながら聞いてしまったので、少し集中力が散漫になってしまったが、それでも楽しめたのはらく兵さんの落語がおもしろかったからだと思う。
仲トリは志ら乃師匠。
まくらであれこれ。まさか「青山一丁目」であんなに受けるとは。
噺は「饅頭怖い」。
いつもの志ら乃師匠の魅力全開で前座噺の「饅頭怖い」も新鮮に楽しめた。
休憩後はゲストの関智一。
一応、のゝ乃家ちちちぃという名前があるよう。
声優さんとのことだが、どのくらい凄い人なのかは自分には分からない。
噺は「反対車」。
やはり、喋りを商売にしている人だけあって、言い淀みや突っかかりなどなくやり切っていた。
トリは志ら乃師匠。
さっきの「饅頭怖い」で重大なミスをしてしまったらしいが自分は気が付かなかった。
噺は「時そば」。
最後が長講ネタでないというのも後味がさっぱりしていてこういうのも良い。
