年頭の予想通り、今年は好きなミュージシャンやバンドの新譜ラッシュだった。数年ごとにこういう年がある。
例によって購入準に並べた。例によって知人のアルバムは外すルール。
池間由布子「My Landscapes」
envy「THE FALLEN CRIMSON」
Rika siakai「Presque Un culte」
夜のストレンジャーズ「フリーバード」
ボブ・ディラン「ラフ&ロウディ・ウェイズ」
イースタンユース「2020」
友部正人「あの橋を渡る」
クロマニヨンズ「MUD SHAKES」
ディスチャーミングマン「POLE&AURORA」
大谷氏「地道な活動」
池間由布子の歌声には嘘がない。歌っている内容がフィクションなのか私生活を反映させたものなのかは知らないが、その歌声を信じられるかどうかがすべてのような気がする。女性ミュージシャンには特にそれを感じる。
envyの新作は待ちに待っていた。ここ数年のメンバー内のゴタゴタを乗り越え新体制で放った新作はこれまでとこれからを感じさせてくれる作品になった。
Rika siakaiは名古屋のレコード店STIFF SLACKのサイトの視聴コーナーで聴いて一発で好きになった。こういう時の直感はまず外れない。
夜ストは新ベーシストを迎えての初の作品。前のベースと今のベースの音の違いなどは分からないが、ハンドの勢いはさらに増しているというのは分かる。
80歳間近になってまだ創作をするというボブ・ディランには頭が下がる。これがラストレコーディングとならず、100歳まで生きて新曲を発表してほしい。
イースタンユースの新作はタイトル通り2020年を反映させている。震災直後に出たアルバムでもそうだったが、直接的な単語は使わないけどこの状況を乗り越えようとする意志は強く伝わる。
友部さんの歌は、詞は、どんどん自由になってゆく。「船長坂」がお気に入り。ディランと同じく100まで生きて新曲を出してほしい。
クロマニヨンズは相変わらず。同じなのに新鮮。「浅葱色」を何度も何度も聴いてしまう。
北海道のポストハードコア、ディスチャーミングマン。メンバーチェンジを経て、バンドサウンドはさらに強固になった。ラストの「Discharming man」は圧巻。
富山のアングラフォーク大谷氏。ちゃんと地面を歩いていると感じる歌ばかり。子供の頃、土の上を裸足で歩いた思い出がよみがえる。
今年はライブアルバムにも名盤があった。
華村灰太郎「華村灰太郎カルテット−LIVE!」
三上寛「不惑・還暦・古希」
envy「LAST WISH Live at LIQUIDROOM Tokyo」
三上さんとenvyのアルバムはコロナのことがなかったら出なかったであろう。不幸中の幸いとはこのことか。
2020年にこれだけアルバムが出てしまうと2021年は好きなミュージシャンの新譜があまり出なさそうな予感がしている。その代わり海外ミュージシャンの新譜が出るかも。レイ・デイヴィス、ヘイデン、トム・ウェイツ、ノエル・ギャラガーの新作が出ることを願うばかり。
音楽は止まらない。
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