続き。
その後、花火の打ち合わせのために神奈川の北山田に行く五郎さん。北山田なんて街の名前は初めて聞いた。
出向いた花火会社の社長が冒頭に出てきた高橋克実なのであった。そこで、立ち会うくらいかと思っていたら花火の搬出からセッティングまで全部やることを知らされ愕然とする五郎さん。
愕然とした気持ちのままで外に出たら腹が減る五郎さん。どういう気持ちの時でも五郎さんの腹は減る。
店を探す。うろうろうろうろしてやっと見つけたのが焼き肉「清月苑」。シリーズ中に必ず一回は出て来る焼き肉。
店に入り席に着くと即メニュー。自分は焼き肉ならまずレバーを探す。店主と常連客とのやり取りもしっかり聞きながら注文を決める五郎さん。飲み物をウーロン茶にすると、「お車ですか?」と聞かれ、「下戸なんです」と返答し、そんな感じには見えないと言われるのもシリーズ中に必ずあるやり取り。
やがて、塩カルビ、塩ヒレ、しその葉漬け、ライスが来る。塩ヒレにはニンニク入りリンゴ醤油ダレが付く。ちょっと興味あり。
それにしても、焼肉のシーンは残酷だ。あれほど見ていて食べたくなるものはない。後からハラミも来る。コムタンも来る。コムタンというのが骨付き肉と玉子のスープというものであることを初めて知った。
焼肉は終盤になるとミックス攻撃という名の乱れ焼きになる。それをごはんで食べまくる。
「俺は原野を行く蒸気機関車だ」
と、心のつぶやきが出る。人間火力発電所ではなかったのか?
塩ハラミとライスのお替りまでして対焼肉との勝負を勝利で終えた五郎さん。
そして大晦日。
今度は埼玉県秩父市。
花火の受け取りの前に少し時間があるので適当にぶらついていたら「餃子菜苑」という店を見つける。そこで昼飯がまだであったことに気づいた五郎さんは迷わず「餃子菜苑」へ。
餃子300円、ラーメン400円という庶民的値段の店。
その餃子とチャーハン、ムースーローを注文。
料理が来るまでの間に、「中華鍋の音って空腹のカスタネットだ」という心のつぶやきが出る五郎さん。自分も中華鍋をガンガン振って炒飯を作りたいが、家庭のガスコンロの火力では振らずに作った方が良いとのことなので今はそうしている。
やがて来た餃子を、お酢にコショードバドバの五郎さんスタイルで食べる。庶民的値段の餃子は野菜ぎっしりでなかなかな味わいのよう。300円ならこんなものかという感じではないよう。
ムースーローは肉とキクラゲの玉子炒め。少し残したそれを追加注文した半ライスに乗せ、最後はムースーロー丼にして堪能。
食べ終えたタイミングで入って来た客は原作者の久住昌之氏。ここで顔を出したか。
そこで五郎さんとやり取りがあるのかなと思ったら、五郎さんは受け取り時間に間に合わなくなることを知り慌てて会計をして店を出て行ってしまった。
その後、無事花火を受け取り車で神奈川へ。渋滞で遅れてしまったが待ち合わせた社長の高橋克実と一緒に花火をセッティング。
その後にまた生放送に切り替わる。
やがてやって来た居酒屋親子の前で見事な花火を打ち上げ、親父さんに今までお疲れ様でしたというほっこりシーンがあり、皆で年越しそばを食べる。
そこで終わりかと思いきやもうひとひねりあって終了。1時間半のドラマでありながらなかなかに充実した内容。
今年中に次のシリーズが始まってほしいと切に願うのであった。
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