「孤独のグルメ」原作の久住昌之氏が「野武士のグルメ」の作画を担当した土山しげると組んで出した新たな作品が「荒野のグルメ」。
主人公は48歳の営業課長。仕事に疲れると荒野のオアシスと呼んでいる小料理屋「よし野」に向かう。
ビールの小瓶で喉を潤し、女将のオススメやら自ら注文した料理を楽しみなから日本酒や焼酎に切り替える。舞台が小料理屋ということもあり、料理は酒のアテになるものばかりだが、客の持ち込みや女将の創作料理もあり、内容は意外とバラエティに富んでいる。
中でも、薄めに切ったカツオの刺身に、刻んだ長ネギ、ミョウガ、大葉、薄切りしたニンニクの醤油漬けを山盛りした一品は、刺身が苦手な自分でも食べたくなった。そして主人公は、これをごはんに乗せて食べたら美味いに違いないと思いつく。それもなかなか美味そうだ。
「野武士のグルメ」と合わせてまた楽しみなグルメマンガが増えてしまった今日この頃。
