久しぶりに今日は1日仕事が無くて。風邪引きのカーリーには、ありがたい休日となった。
フワフワの電気毛布の上で、ゴロゴロして。「風邪引きさんは、体をやこわんといけんわねぇ。」
この「やこう」が、隠岐弁かどうかと話しつつ、ひたすら「やこわんといけん、やこわんと・・・」を連発していた。
おかげさまで、かなり楽になった。でもこれは、やはり薬のおかげかなぁ?
昨日は、内科に行って。来週の秋田行きを告げて大量の薬をもらってきたのだった。
それにしても先生、たかが風邪ごときに、錠剤・粉薬・針薬・うがい薬と、合計すると10種類もの薬を出すとはねぇ。
食後の仕事が、増えた増えた・・・!
「心霊現象」なるものを体験できる人は、いったいどれくらいいるものだろうか?
たぶんそれは、人間に備わった平等な能力なのかも知れない。
ただ、それぞれの生活環境や性格などによって、能力に違いが出てくるのでは無いだろうか。
なぜ今・そんな事を考えているかというと、義母が旅立った数時間前、私たちは奇妙な現象に遭遇していたのでした。
あれは、風の強い・4月13日の夜のことだった。
いつものように11時頃だったか、私たちは布団に入った。隣のトラトラが寝息を立て始めた頃、箪笥の裏でカサカサ・音がし始めたのだ。
ムカデにしては時季が少し早いような気がするし。ゴキブリがいつまでも同じところにいるはずもないと・・・。
でもその音が、どうにも気持ち悪く、とうとうトラトラを起こして。電気をつけて、武器を持って構えるが、何も出てこない。
それを何回繰り返しただろうか? 最後には、箪笥の後ろから何か飛び出す音に、悲鳴を・・・!
私たちは、朝になったらOさんに、この部屋を見てもらおうと話していた。
が・やがて、今度は明らかに風が立てる音とは違う、何かコトコトというような音がかもいの方から聞こえてくるではないか。
さすがにトラトラも不気味さを覚えて、「今夜は、ここで寝るのはやめよう」と。
もうすっかり目もさえてしまったが、こたつで横になっていた。
すると、裏の方で、何か容器に蓋をかぶせるような「カポッ カポッ」という音が、東から西に向かってし始めた。
あんな音のするものは、我が家の裏には無いはずだが、気になるので外をみてもらった。
案の定、音の正体は見つからないという。結局寝付かれないまま朝になって。
7時頃だっただろうか、母の死を知らせる電話が鳴ったのでした。
そして葬儀のとき、拝み始める前の太鼓とシンバルのような音。
その響きを止めるときの音を聞いたとき、あの晩のあの「カポッ」という音と重なったのでした。
あれはやはり、母が最後のお別れにきたのだと。そう考えると、あの「カサカサ」という音も、ひ孫をあやすとき、畳の上で手を動かしていた音に似てたかもと・・・。
何だか不思議な体験をして、人の死を考えさせられたのでした。
霊感が強かろうが・弱かろうが、知らせは来るものだと・・・。
きっとあれは、心霊現象に違い無かっただろうと。

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