早朝に 彼岸入りとて墓参り 姪に貰いし 柴(しば)持ちしかな
空想に 過ぎなきことと思いつつ 夢は大きく 持つが良しかな
春寒や 枯葉かついで蕗の薹 そっとのぞいて 陽を待ちしかな
久かた(ひさかた)に 亡き友と会い楽しきに 覚めて悲しい 夢の儚さ
小春日や わかめ巣立てと一斉に 競い手走る 小船群れかな
白島や 隠岐の名物 海苔わかめ 北に浮かびし 九十九の島
十余年 行くすべもなき山遊び 甥連れにして 見るも楽しき
これらの歌は、婆さまが、自分でパソコンを打ち、プリントアウトしたものです。80を過ぎてから覚えたパソコンでしたが、確かな痕跡を残してくれています。実家で見つけた貴重な物なので、棺に入れてあげようと思います。そして、自分自身にも残したいと、読んでもらったのですが、読めない漢字が有ったらしくシックハックでした。世代の違いがあきらかに・・・!! この句の解釈は必要ないですよね。一人で遊んでいた、高尚な時間に拍手です。

1