2012/12/12
奈留島百人一首 4 奈留島百人一首

4.田子の浦に うち出でて見れば 白妙の
富士の高嶺に 雪は降りつつ
山部赤人(奈良時代前期)
田子の浦(駿河の国)の海岸に出て、はるかかなたを見渡すと、富士山に真っ白な雪が降り積もっている。
富士山は本当に絵になりますが(花水木さんの写真が欲しいところです)、この絵のような風景をそのまま歌っている、素直な歌ですね。
この歌を聞くと、私はすぐに「御座敷小唄」が浮かび、その当時「雪に変わりはないじゃなしなら、富士山の雪と先斗町の雪と変わりがあることになる」と言う論争や、「そんな雪でも、融けて流れて水になれば同じなんですよと歌ってる」などの解釈があったことも思い出します。

4.相ノ浦に うち出でて見れば ペーロンの
舟の漕ぎ手に 波は当りつつ
奈留島のペーロン大会、相ノ浦湾の一番奥からスタート、写真右の堤防の少し先をUターンして帰ってきます。
昔一度出ましたが、往路だけで完全にばててしまい、帰りは漕いでるふりをしていただけも、「もっと漕げ、もっと漕げ」とえらい怒られ、次のレースのメンバーからは外されてしまいました。
奈留島のペーロン大会、皆かなり真剣に勝ち負けを争います。
外されてやけになって?どこで撮ったか、その時の相ノ浦湾一望の写真も有って、なかなかよく出来た一首でしょう!

平成24年は、奈留島の玄関である浦湾の方で、フェリーの出入りの間を縫ってペーロン大会が行なわれました。
此処でやると、浦向の昔の奈留漁協の方から、Uターンするペーロン舟の勇姿が近くで眺められる利点があります。
返事
喜珍さん:「いかひきの」より「どんびきの」の方が勝っていると思いますが・・・・・。
花水木さん:「昼間は別々で夜は一緒」羨ましいです・・・・。