震災に思う。
静岡市のこと。東海地震が叫ばれて久しいが
1975年8月23日に地震予知連絡会で当時東大理学部助手だった石橋克彦氏が
「駿河湾でマグニチュード8クラスの巨大地震が起こる」と重大な警告をした。
これが東海地震が叫ばれた最初だ。
1995年1月に阪神淡路大震災が起こるまでの約20年間に防災対策費として
国費から一兆円弱が静岡県につぎ込まれた。
阪神大震災後は少なくなった…と聞いている。
そのカネは何に使われたのか。
公共建築物の耐震工事。岸壁のかさ上げ。細かくは各町内会の防災用品購入。
…と聞いている。
そんな中で、身近なものとして多くの小学校、公共施設に災害時に使う
非常用貯水槽がある。
大型のタンクはグラウンドの地下にある1万人の3日間の飲料水だ。
小型タンクは陸上にある。
常に流れている水だ。
http://www.city.shizuoka.jp/deps/suido/jishin/taisaku1.html
http://www.city.shizuoka.jp/deps/suido/jishin/taisaku2.html
だからと言って、個人的に飲料水は確保しておくべきです。
静岡県静岡市葵区駒形に在る「静岡県防災センター」もその予算で造られたと思う。
http://www.e-quakes.pref.shizuoka.jp/
そこへ行くと、いろいろな資料がある。
是非、一度半日くらい掛けて行ってみて下さい。
防災意識が高まります。
以前もらってきたマップ。
津波による浸水するであろう場所
液状化現象が起こるであろう場所
静岡市は安倍川の扇状地に、江戸時代に徳川家康が土手を造ってできた町。
今でも、地下を伏流水が流れている。
そんな川が流れていた場所では、砂だらけの場所、沼だった場所、
岩だらけの場所など、色々ある。
ちなみに
「赤色=液状化大、薄赤=液状化中、黄色=液状化小、青=液状化なし、薄緑=岩盤」
というようだ。
これは、もう一つ。津波に関してだけど、
津波は海底形状によって、その形を変えて押し寄せてくる。
駿河湾は日本で一番深い湾。世界で2番目に深い湾と聞いている。(アドレア湾?)
等深線
安倍川が安倍奥の山から流してくる土砂が堆積されて静岡市沖の浅場を
造ってきている。
ココまでは緩斜面、その後水深2000mまで急斜面が続く。
清水の羽衣の松沖は、いきなり急斜面。
東海地震に備える。
http://www.bousai.go.jp/jishin/chubou/taisaku_toukai/pdf/gaiyou/gaiyou.pdf
どんなに人知をつくしても、それを越えてしまうのが自然災害だと思います。
静岡地方、津波予想図。
http://flood.firetree.net/?ll=35.0259,138.4789&z=4