ヨット用のカッパをオイルスキンと云う。綿のカッパにオイルを染み込ませて使ったのが語源だと思う。
1970年代初め。「ナビフォーゲル」という海用のカッパがアキレスから発売された。国産では、これしかなかった。これまでは、魚市場で使われているゴム引きの胸までのズボンだった。
ヘンリーロイドという英国製のオイルスキンが在ったが当時は高価で手が出なかった。「サーウエスター」という帽子が格好良くて、それだけは手に入れた。ひさしの後ろ側が長い帽子だった。小気味よい黄色で好きな色だった。
1970年代後半。ニュージーランドからヨット用品が入ってくるようになった。ラインセブンを着始めた。ヘビーディーティーとライトディーティが在って両方持っていたが、ライトの方は破れて捨てた。ヘビーの方は今でも残っているが、重いし、蒸れる(泣)。
1980年代後半になってヘリーハンセンを着るようになった。結構ファッショナブルなオイルスキンだった。購入したが軽いし水も染みてこなかった。撥水性も在ったが耐久性に欠けた。
1993年頃、写真のヘリーハンセンの上下を購入。10年間くらい着続けたが、一昨年頃からヘタって来た。それに何かの化学製品がペトペト溶けてきた。こんなのは着ては居られない。捨ててしまった。この間、以前のラインセブンを着たり山用のカッパを着てはいたが、ラインセブンは着心地が悪いし、山用は耐久力に欠ける。
新しく何かを購入しようと思ってきた。入手し易さから云うとヘリーハンセンだろうな。上下4万円かぁ(泣)。