ニコンF3のバックの底から懐かしいフィルターが出てきた。20年ほど前、こんなフィルターを前述のF3に付けて管面撮影してたのです。4000〜5000円した記憶があります。今では全く無用の長物。
パソコンと云う呼び方がなく、まだマイコンと言っていた時代、今のパソコンの1%以下の性能しかなかった頃に3次元グラフィックの世界を巡るには目一杯のメモリ増設とアクセラレータ交換などをして、なんとか達成していましたが、出力する手段が無い。
無い訳じゃあないけど、インクジェットプリンターなんかなかったし、昇華型プリンターは高価(250万円くらいか)だったし、フィルムレコーダーは色が出ないし、困った。
そんな時に管面撮影方法を教えて貰ったのです。
三脚、レリーズは必須。まずカメラですが、理想的にはレンズシャッターの35ミリ一眼レフレンズは標準レンズ(50mm)よりも100mmぐらいのものが理想です。やや望遠ぎみのレンズの方が画面の歪み、周辺の光量不足が少ない
CRTに向かってカメラのレンズを平行にしたり、画面を真っ白にして露出を調べたり、フィルムをASA100を使ったりして何度も悩んで撮影しました。
そのカメラのレンズの前にはこのTV−CCフィルターを必ず付けました。CRT画面撮影用のフィルターなのです。