先週の日曜日、ヨット教室に参加してくれたアウトドア仲間。
このなかのメンバーに20日の夜、突然電話で呼び掛けて、セーリングに誘った。
実は自分の予定が立っていないので、前もって計画を立てて募集できず、
また、梅雨明け直後の安定した海、風がいつになるのか判らず、
前日に声を掛けて集まってくれたのはKくんとIさんの二人。
梅雨明け直後の安定した海の状況ならば、僕が一人でも3or4人は西伊豆へ連れていけるだろう…と前日の海を観て思った。天気図を観ても思った。
で、急遽連絡をして、21日の朝8時ヨットハーバー集合。
彼らは昨年、3回サムシングに乗っている。なおかつ先週のヨット教室にも参加した。
早速、クルージングの準備。キャビン内を片づけて、ヒールしても落ちないシートを取り付けたり、たまにしか云うことを聞かないオートヘルムスを出したり、フェンダーを片づけたりして準備。
8時30分、ドッグアウト。
航路を外れて、メインセールアップ。南の風。
艇を風に立ててタマタマにボルトロープを送り込むのはKくんの役目。
メインハリヤードを後ろでウインチを介して引き込むのはIさん。
岬(三保真崎海岸)を越えて、外防波堤を越えて清水港を出て、駿河湾へ。
行き先は宇久須、コース140度。ちょっとオーバーかな。片道約17マイル。
ヘルムはKくんに頼む。
先日のヨット教室のおかげで、舵、ティラーを切る意味がなんとなく分かったようだ。
今日はガスティーだ。西伊豆が見えない。
ウインチにカメラを取り付けて19ミリで撮影。USBレリーズ延長ケーブル付き
No.1ゼノアをアップ。オンコース、スターボードタックのアビーム。
コンパスを見ながらコースを追う。
快適に帆走り始めたが、風の腰が弱い。まあ、この時期、やむを得ないが。
10時:駿河湾の真ん中あたりで風が落ち、ゼノアを降ろし機帆走。
潮目がいくつもあって、ゴミ溜まりがすごい。何回も避けながらオンコース。
冷却水取り入れ口に詰まると、潜らなくてはならない(泣)。
ブームバングに取付。延びているコードがレリーズケーブル
まだガスが晴れない。西伊豆の山が確認できないのだ。
良い風が吹いてくれば、ガスが晴れるのだが。
宇久須の一時間ほど手前で、やっと黄金崎を確認。
宇久須の赤灯台を右に曲がって東海工業の岸壁へ。誰も居ない。休日だろうな。
知人の「カネジョウ」さんの社長に電話して、この岸壁使用の可否を問う。
http://www.kanejyou.com/index.htm
ついでに食事の予約も(笑)。
自分達の手で西伊豆へ初上陸したKくんとIさん。
焼肉丼、海鮮丼、刺身定食…ついでに生ビールもイッパイ(笑)。
食事をしている間に、重須の艇<SOPHIA(ヤマハ30?)>が、サムシングの前にモヤイを取っていた。出かける前に、ドリプラの件でちょっとお喋り。
南の風、順風、イイ風が吹いてきたぞ。さあ、戻ろう!。14:00
港の中でメインセールアップ。
港を出て、ラッシングしておいたNO.1ゼノアもアップ。
Iさんにジブハリヤードをガンガン引いて貰う。ウインチ係はボク(笑)。
コースは180を足して320度。
ガーミンを電源オンしてナビモードに。ルートをトラックする。
南の風5〜6mを左舷から受けてポートタックの右舷開き。
風を艇の横から受けてのアビーム。海は波は無しフラット。
艇速:6〜7ノットをキープ。気持ちいいね。
帰路も最初はKくんがヘルム、途中からIさんに交代。
「はいティラーを引いて、コースを落として、あっ戻して」
「あ、落としすぎ…、ハイ戻して…」とヨット教室状態。
でも、ヨットが判ってきたかな。
聞こえるのは艇が波を切る音のみ。
それを支える夏の風の音。今年も夏になったんだね。
広角ワイド19ミリの威力はすごい。
フォアステイの前に立ち、バウのパルピットに寄りかかり、後ろを撮す。
フォアステイ、ジブセールが写る。
「そなえよ常に」(バーデンパウエル)
これはボーイスカウトに入っていた少年時代(笑)、に覚えた言葉なんだけど、ヨットとか野外活動など自然に遊ばせて貰う活動では必須。
ヨットの上でも、常に何か有ったら(有ったら困るけど)、その時の対応をすぐに出来るよう、常に2つあるいは3つ先のコトを準備しておかなくてはならない。
山も海も感覚的には同じだと思うよ。なんとなく通じるモノがあると感じる。
ボクの廻りではヒマラヤへ行きながらヨット乗ってる人もいるし(笑)。
最近、アウトドア雑誌にカヌーとかシーカヤックが掲載されて、やっている人が結構多いよね。 西伊豆なんかシーカヤックのメッカだ。
シーカヤックに追っ手用のセールを着けてセーリングしているを見たことあるよ。
そんなのもアウトドア雑誌で見たことがある。 あれってヨットじゃん。
いろいろなコトを話しながら、約3時間のセーリング。
清水港に戻ってセールをダウンし機走。
さあ、ポンツーンへ戻ろう。
フェンダーはココとココ。
ポンツーンに着いたら、モヤイロープはここから取る。
などなど、モヤイを取るまで気が抜けない。
アスターンでドッグイン。
5本の黒いモヤイロープを順次取り、クリートに掛ける。
エンジンオフ。
お腹が減ったね(笑)。