40年来の友人が居る。
まだボクが学生時代だった頃、静岡のコハマスポーツのスキーチームに属していた。
その頃、そのコハマスポーツに就職したSクンが居た。
何度かショップ主催のスキーバスの添乗員として、ボクも苗場or白馬などへ出かけた。
朝野球チームも作って、そのチームの一員としてプレイしたこともあった。
2年ほど経ったとき、そのスポーツショップはゴルフ専門店になるので全員解雇となった。
彼は、ヨットハーバーにほど近い、自宅でスポーツショップを開くという。
応援して欲しい。
自宅をショップに改築するために必要な建築資材を、弊社の不要なった資材の中から
選び、無償提供した。
二人で素人大工をして、ほどほどに仕上げた。
土間に練ったコンクリートを流し込んで、コテで平にしたりした。
スポーツショップ<アラジン>と言う名前にした。
ここでもスキーバスを出し、何度か添乗員として出かけた。
数年経った頃、彼は結婚した。新婦はボクらのヨット仲間だった。
奥さんの実家は、もっとヨットハーバーに近いところだった。
その敷地が広く、そこへ<アラジン>を移転することにした。
3階建てのビルを造り、そこで営業を始めた。
彼もハングリー精神むき出しで仕事の鬼のような感じになっていった。
いつも「熱い想い」を抱いていた。
そしてお互いに仕事に夢中になる時期を迎えて、少々疎遠になっていった。
3年ほど前、突然、彼がボクの会社に寄った。
超久しぶりだった。次はボクが彼の店に、彼の自宅に出かけた。
彼の子供達は大学を卒業して家業を継いでいるという。
う〜む、時の流れは速いモノだ(泣)。
ウチの子は、まだ小学校4年生だ(泣)。
そんな彼が、満を持してもう一軒店を出すという。静岡店を出すという。
継いだ息子がやるという。
ボクの会社の近所だ。
かなり大きな店舗だ。
電話で挨拶があった。
現在、改築工事中である。
3月20日オープン予定。
その前の3月14日、開店披露パーティを行い、そのパーティーに招かれた。
頑張って欲しい。
多勢の廻りの人達が萎縮する昨今、
彼は30数年前と同じ「熱い想い」をボクに語ってくれた。
「ここは場所が悪い」
「あれじゃあダメだ」
「こんな時期に…」
と否定する意見は100も200も聴いたという。
無謀でない限り、常に前を向いて、賛成、賛同、肯定する方向をみるのだ…と。
3月14日、久しぶりにボートショウに行こうとしていたが、行けなくなった(笑)。