近所の幼稚園の理事をしている。
もうすぐ開園(創業)100年という幼稚園だ。ウチの子供も5年前に卒園した。
http://white.ap.teacup.com/something/192.html
一ヶ月ほど前、その園長先生(=同級生=女性)から電話があった。
「あのね、幼稚園でクリスマス会があるんです。今までやってくれていた人が、転勤で
居なくなってしまったの。で、田中くんにやってもらいたいんだけど…」
「えぇ〜…」(困惑)
「父兄だとばれてしまって駄目。ちょっとおじーちゃんぽい人が良いんです」(笑)
12月に入って、打ち合わせに出かけることになった(泣)。
サンタクロースの衣装とシナリオを渡されて、
「まあ、たのしく1時間過ごせればそれでいいから。アドリブおおいに結構」
その日は来た(泣)。
12月18日(金)。
午前9時35分。幼稚園の通用口の外で、園児に見つからないように待機。
9時45分。園児全員がホールに入ったのを見計らって、裏道を通って管理棟へ侵入(笑)。
管理棟の中で、サンタの衣装を服の上から着る。
少し太っていた方がサマになるので、下に薄手のダウンジャケットを着込む。
赤いサンタの上下、ベルト、長靴を履き、天然パーマ状のヒゲとカツラをかぶる。
眉毛もあるんだが、取り付けにタイヘン。
赤いサンタ帽を深めにかぶっておっけい。
プレゼントの大きな袋を背中に背負って…。
サンタになり切るよう、テンションを高める(笑)。
コンセントレーション。
「オレはサンタだ。サンタだ。サンタだ。ボクはサンタクロースだ」
園長先生の鈴の音とともに、ホールのドア前で待機。
鈴の音が大きくなったトコロで、オプン・ザ・ドア。
「やぁ〜!、メリークリスマス。みんな元気だったかい」
「うぁ〜〜〜、キタァ…」
ホールを2周ほど廻って、全員とハイタッチ!。
全員興奮のるつぼ(笑)。
園児の前で椅子に座り。質疑応答(笑)。
1.もも組(年少)「サンタさんのおもちゃは、全部あげてしまっても大丈夫なの?」
A:サンタさんはおもちゃ工場をもっているんだよ。ものすごく沢山おもちゃがあるから、大丈夫!。
2.うめ組(年中)「トナカイさんとなんで仲がいいの?」
A:サンタさんは日本語と英語とフィンランド語とトナカイ語をしゃべれるんだ。
3. 「サンタさんのおうちは、どこですか」
A:フィンランドという遠い国なんだよ。
4.さくら組(年長) 「サンタさんの好きな食べ物は何ですか?」
5. 「どうして、この幼稚園に来てくれたの?」
6. 「煙突が無いのに、どうやって入ってきたの?」
等々…
前日、質疑文は園長先生からメールで、既にもらっている(笑)。
ふぅ〜。
疲れたと…云っておきましょう(笑)。
ハイテンションで1時間すごしました。
質問攻めにあったり、
一緒に「あわてんぼうのサンタクロース」の歌をうたったり
握手会をしたり、
一緒にダンスをしたり、(2回もやった(笑))
一人ずつプレゼント渡したり、
抱っこしたり、
ヒゲを引っ張られたり(汗)
でも、子供たちの目は輝いていました(きっぱり)。
1時間後、帰ることになったけど、こんなに帰るのを惜しまれたのは生まれて初めてかも(笑)。
帰る時、トナカイの処まで見送りたい!…という子が何人もいて
「トナカイは、今、日本平動物園(静岡市営動物園)で休憩しているんだ」
「じゃあ、動物園までなにで行くの?」
「タクシー(泣)」
※ 写真は園長先生に撮ってもらいました。