1996年、その年の春、アナログ回線がやっとISDN回線になった頃だけど
Mooringsのホームページに接続して、フィジーへチャタークルージングに行きたい旨
を伝えた。
そして、日本の代理店であるテクノレジャーを紹介され、それ以来、神谷さんと連絡
しあった。申込用紙が届き、いくつかの点を記入。
□ あなたはヨットの操作ができますか?。
□ あなたはタッキングができますか?。
□ あなたはジャイビングができますか?。
□ あなたはバウツーができますか?。
□ あなたはスタンツーができますか?。
□ あなたはアンカリングができますか?。
□ …などなど、数々のヨットシーンのチェック。
□ フィジーの島の水路には詳しいですか?。
□ 水先案内人をつけますか?。(1日=2,800円だと思った。現地ではかなり高額。)
□ コックをつけますか?。(1日=1,300円だと思った。現地ではかなり高額。)
□ あなたの食事のボリュームは (S・M・L)?。
□ 好き嫌いはありますか?。
□ ダイビングライセンスは持っていますか?。
□ ビールは何本積み込みますか?。
□ 積み込むワインの銘柄を書いて下さい。
等々、50〜60くらいの項目をチェック。
食事の量は、普通くらいだな。中くらいだね。Mか。
好き嫌いはないけど、日本での日常生活の好き嫌い。
ワインの銘柄なんて、赤玉ポートワインしか知らない(笑)。
ハーバーに着いた時にヘンリーとライサがリヤカーへ満載した食材を載せていたが
「これが4人で6日分の食材なのか?!(驚)」…とビックリする量。
■食事にまつわる話
フィジーは大食であることが、クルージングに出かけてから分かった。
初日の午後、ホームポートを出港して、明るいウチに無人島の****島へ
アンカリング。
通過したサイクロンのためか、珊瑚礁で囲まれたリーフ内でも海面は少々凸凹。
そのなかで1人6〜8匹の「チキンのココナッツミルク煮」は食えなかった(笑)。
朝、目が覚めるとコックのライサが、
中ジョッキに、なみなみと入ったフレッシュジュースを差し出してくれる。
それを飲んでいるウチに、ミルクたっぷりのコーンフレーク。
それをバリバリ食べているウチに、1人6〜8枚のパンケーキを焼いてくれる(泣)。
セーリング中の昼食。
大皿に山盛り一杯のスパゲティ。
みんなで食べるのだと思ったら、一人分だという。
小エビの唐揚げ(川エビみたいなヤツ)を中型ボウルに1杯。
ライムを掛けて食べる。これも1人分。
それにチャーハン大盛り。
昼食にワインは2or3本、ビールはガブガブ…4人で(笑)。
「ライサ、お願いだから、ボクたち二人の分は食事の量を少なくしてくれないか」
「でも、残ったら困る」
「ライサ、保存がきくモノは持ち帰って良いから」
「おお、ハッピー!」
或る日、バラクーダ(巨大カマス)を釣った…と言うより釣れてしまった。
大きなケンケンの釣り針に、ビニール片を縛っておいたら釣れてしまった(笑)。
引き揚げるのに、セールダウンして艇を止めて、しっかり手袋付けて引き揚げる。
2or3回、戻された。手袋無しではできない。
釣り上げる準備をしていなかったので大あわて。
時々、艇を後進させながら引き揚げる。30〜40分くらいか。
BBQグリルがスターンパルピットに付いていて、そこで焼いたのだけど、
塩コショウしかなかったので大味だった。醤油が欲しかった(笑)。
ある日、セーリング中の途中でビールが足りなくなった。
ヘンリーが無線で要請。
水上飛行機が缶ビールを積んで出前にやってきた(笑)。
テンダー(エンジン付きゴムボート)でビールを受け取りに行こう。