上架期間は2週間と決まっている。
数少ない休日。
半分は家族のために…(泣)。
曇ってはいるが、雨のない日曜日。
ハルのワックス掛けをやる。
燃料タンクの清掃は、後日浮いてからにした。
機械的に手足は動くが、頭は別なことを考えていた。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
転覆事故は、浜名湖の岸辺から100メートルほど沖合で起きた。オールを操るカッター
訓練中、荒天で動けなくなった20人乗りのボートを、救助のモーターボートがロープで
引航している時だった。
「引っ張る速度が速くなり、オールが流された。ボートはだんだん傾いて水が入ってき
て、最後はいきなりひっくり返った」。転覆したボートに乗っていた男子生徒(12)は
こう振り返った。
「キャーッ」。午後3時半ごろ、湖上に生徒らの叫び声が響いた。湖岸に立つホテルの
6階から事故を目撃した夫婦にも届くほどだった。
全長7メートルのボートには、生徒18人と、指導の教師2人が救命胴衣を身に着けて
乗り込んでいた。転覆時、大半はボートの外に放り出され、船底にしがみついて救助を待
った。だが、生徒によると、「4人くらいが、ひっくり返ったボートの中に閉じこめられ
てしまった」。亡くなった西野花菜さん(12)は、ボートの内側から見つかった。
生徒たちは野外教育活動のため、17日から静岡県立三ケ日青年の家に合宿していた。
18日、浜名湖付近は訓練開始予定の午後2時ごろは雨が本降りになっていた。
「雨が降っているけどやるよ。波が強くて怖いと思うかもしれないけど、協力してこぎ
ましょう」。訓練を催した青年の家側からは、生徒らにこう説明があったという。
生徒約90人と、引率の教師5人、インストラクター3人は、ボート4艇に分かれて
乗船した。転覆したボートにはインストラクターは乗らず、指導は教師に任されていた。
訓練開始から約1時間が過ぎたころ、天候はさらに荒れ、波も高くなっていた。
「風が強くなり、ボートに波が当たって、グラグラと揺れた」。転覆したボートとは別
のボートに乗っていた女子生徒(13)は語る。
転覆ボートに乗っていた男子生徒(12)は「あまり揺れるので、気分が悪くなった生
徒も4人ぐらいいた」。立ち往生したボートはトランシーバーで救助を求め、沖合で待機。
その後の湖岸に戻る最中の事故だった。
「団結してカッター訓練をがんばろう」。亡くなった西野さんは訓練の前、生徒を代表
してあいさつをした。同級生によると、吹奏楽部でアルトホルンを担当。「優しくて頭が
よく、大人っぽい感じ」だったという。
静岡地方気象台によると、浜松市は18日午後3時半すぎに風速6.7メートルとなり
、午後4時すぎには最大瞬間風速13.4メートルを記録した。
近くのマリーナで働く男性社員(49)は「浜名湖の北側は、ほかの場所より風が強く、
波が集まりやすい場所でもある。子どもたちが出航したのを見て、『雨が強くて視界も悪
いこんな日によく出たなあ』と思った。日程を組んでいたから、無理をしたのではないか」
と語った。
浜名湖でボートの販売や修理、保管などをしている「浜名湖ボートクラブカナル」の
柴田昌宏代表(48)は、波が高い中で人を乗せたボートを引航すると、左右に振られて
横波が入るなどしてかえって危険だという。「引っ張る船に全員を乗せ、空にしたボート
を引く方がいい。人数が多すぎたら、ボートを漂流させたままでピストン輸送して陸に運
ぶのが安全だ」と指摘する。
http://www.asahi.com/national/update/0618/TKY201006180508.html
◆ ◆
何故、他のカッターは無事だったのか?。
mixi、2ちゃんねるには
エセ人権派がヒステリックに騒いで書き込みをしている。
「学校の責任だ」
「あの謝り方はなんだ!」
「静岡県教育委員会は、なにしているんだ!」
「施設側の責任だ」
「天候を無視して出港した。漁船だって出港しない」
当たり前だ、浜名湖のこの近辺の漁船は0.5トン以下の小型船しかない。
手漕ぎボートのようなヤツだ。 そんな舟はちょっと風が吹いたら元々でない。
ボクたちは、何故曳航したカッターが転覆したのか知りたい。
何故、他の艇は無事だったのか?。
「静岡県立三ケ日青年の家」は静岡県の浜名湖の北端に近い場所に在る。
出港した時の天候は晴れてはいないが、風速4mだったようだ。
南の風が入ると、海からの風が一気に上がる位置にありますね。
でも、流されて戻るかも。
元々、カッターは本船が遭難して沈没しそうな時に逃げ出すために使う艇だ。
大荒れの海況を想定して作られていると思うけど、どうなんだろうか?。
本当に遭難したときにはカッターに指導者なんか乗っていない。
また、全国の海洋少年団が練習艇に使っているのもカッターだ。
施設側のパワーボートの牽引に無理があったのか?。
牽引時、カッターに乗った不慣れな教師が舵を右左逆に切ってしまった可能性は?。
カッターの中に入っていた水は雨水なのか?。どのくらいの量だったのか?。
雨水だったら、助かった艇の中にも同じ量が入っていたはずだ。
艇の中に入った水は艇が揺れるに連れ、揺れる水の重さで艇の揺れが増幅される。
そこを無理矢理パワーボートで牽引したのか?。
いわゆるヨーイングか。
ヨットがヨットを曳航する場合は、お互いに低速なので、それほど問題にすること
ではないが、スピードのあるパワーボートだと問題だ。
低速でトロトロ曳航しないと、トンでもないことになる。
艇がふらついてしまうのだ。蛇行を繰り返しているウチに乾舷が低くなり
海水(湖水)が入ってくる。
水が入ってくると、よりふらつきが大きくなってくる。
牽引する船の技術も必要だし、それ以上に牽引される、曳航される側の技術も必要。
こういうコトがあるたびに、海から人は遠ざかって行くのですね。
四方を海に囲まれた日本だけど。
西野花菜さんのご冥福をお祈りします。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
…と言うことを考えながらワックス掛けをしていたら、終わった!。
昼頃に、パラパラと雨が降ってきた。
さあ、終わろう。
あっ、まだ片面が残っていた(泣)。