台風6号は悩ましいですね。
Vターンしたり、直角に曲がったりして、困ったモンだ。
…の話ではなくロープをコイルすること。
メインセイル、ジブセイルを上げ終えて各ハリヤードを始末する。
そのままキャビン内に放り投げておく場合も多いが、各シートバックなどを
備えていて、その中へコイルしたロープ類を入れて整理することも多々ある。
時々、コメントを戴いている「まさゆきのヨット小屋」のまさゆきさんが時々
ご自身のブログで書いてくれてあるが、このコイルはロープワークでかなり重要。
http://kawanishi.cocolog-nifty.com/blog/
右利きの人は普通、左手でロープエンドを持ち、右手で円を描くようにロープを
束ねていることが多い。
そうすると、こんなフウになる。
そして、この輪の上部辺りを縛って吊したり、輪をウインチへ掛けたり、
シートバッグに入れたりする。
しかし、この状態はきれいにコイルされていると見えるが、実は円を描いて巻いて
行く時にロープ自体をキンク(ねじる)させて居ることに気がつかない。
きれいに巻けていればいるほどキンクしている(はずだ)。
このまま、ハリヤードを降ろしたり、ジブシートを解放すると、ブロック部分で
必ずと云って良いほど引っかかる。キンクの玉が出来てしまうのだ。
これを防ぐためには、ロープはコイルするのではなく折り畳むような形をとること。
折り畳んで行くと、こんな8の字の形になってしまうが、これで良いと思う。
ロープを折り畳むという感覚が理解できないかもしれないが。
動画にしないとダメかな(笑)。
あるいはシートバッグにエンドからソロソロ…と入れて行く。
右利きの人は、エンドを左手でもって、右手で円を描かないで左手にストローク分を
わたす。
このように8の字になっていると云うことはキンクしていないと云うことです。
この状態の束はそのままリリースしてもブロックの前でコブが出来たりしません。
スルスルと、そのまま延びていきます。
何のロープでも同じだ。
メインハリヤード、ジブハリヤード、スピンハリヤード、メインシート、ジブシート
スピンシート、アンカーロープ、全てコイルしてはいけない。折り畳むのだ。
コイルしておくと、急いでリリースする時に必ずキンクする。
ロッククライミングで使うザイルを束ねる方法も同じです。
(今はザイルとは呼ぶのではなくロープと呼ぶのか?>ほりさん)
コイル状にしておくと、使い始める時にキンクをとらなくてはなりません。
これは片手しか使えない時に、非常にやっかいです。
アウトドアでもテントとかタープを張ったりする時に使用するロープも同様。