インペラーが羽根が切れた、傷が付いた、変形してしまった…など
だったら惜しげもなく、それを廃棄して新品と交換する。
でも、形が残っていたりすると、どうしても捨てられずに残っているパーツがある。
団塊の世代の「もったいない」の意識が働いてしまう(泣)。
なんとかすると直るのではないか…という希望を持って(笑)。
サーモスタットもその一つだ。
今日も(07/07)も明日も(07/08)雨だな。それに明日は午後から
叔父の四十九日の法要もある。
オリオン兵藤さんの友人のオーさんが送ってくれた資料見て、サーモスタットの
分解掃除をしてみたくなった(笑)。
しかし、相手が小さすぎる。
これを分解するような小さな道具が無いのだ。
まず頭の3ミリほどのΩ型をしたスナップリングを外さなければならない。
小さなラジオペンチはあるけど、それ以下のサイズのモノはつかめない。
オーさんからのメール指導を受けながら、分解を始めた。
カッターナイフの先を使ってリングを浮かせて、強引にペンチで引き抜く。
この時点で、リングが広がってしまった(泣)。
このリングを外すと、スケール(注)で固まってしまっているけど、
ゴリゴリしながら、なんとかラジオペンチだけで分解できた。
これを分解したおかげで、サーモスタットの仕組みが良く理解できたが、
果たしてスケールを取り除いて、正常に作動するサーモスタットが出来るだろうか?。
組み立てが出来ても、使用中にこの3ミリのスナップピンが外れてしまうと
アウトかも。また、このスナップピンが冷却水内部に入ってしまって、
途中で貼り付いたりすると、厄介なことにもなるかも。
(注)
スケールとはは、水に溶けにくい(難溶性)物質の沈澱です。
全ての物質には温度によって水に溶ける量の限界があり、これを溶解度といいます。
この溶解度を超えた量は水に溶けず沈澱しますが、この沈澱がスケールの基なのです。
しかし、沈澱は一般に軟らかいスラッジです。何故これが硬いスケールとなるのでしょうか。
これは同じ物質でありながら、結晶構造の変化に伴う形状、性質の変化によるためです。
http://www.shine-wcp.co.jp/shiryou_scale.html