第二十四番観音堂から、東に向かう。途中に第二十六・二十七番観音堂がある。通り過ぎて東へ2筋目を北折れた突き当たりに地蔵院がある。ここが番割観音第二十五番の札所である。本尊は、十一面千手観世音菩薩であるが、堂内のその横には馬頭観音の石像が祀られている。境内には、役の行者の石像もあり、多彩な民間信仰の実態を垣間見ることができる。
【第二十五番】御嶽山播州清水寺(天台宗−兵庫県加東市)〈開基〉法道仙人〈本尊〉十一面千手観世音菩薩〈創建〉推古天皇35年(627)
【御詠歌】あはれみや 普き門の 品々に なにをかなみの ここに清水

地蔵院。

番割観音第二十五番札所となっている。

観音堂の内部。

本尊十一面千手観世音菩薩。その右に馬頭観音が安置されている。

境内に役小角(えんのおづぬ)らしき石像があった。
