午後の予定していた会議が一つなくなり、2時間ほどフリーになったので、愛知県美術館で開かれている「新進アーティストの発見inあいち」に出かけた。瀬戸電で東大手から栄まで行ったのだが、切符を買うときに電車が到着し、あわてて切符を購入しようとしたら、190円の表示がない!仕方なく180円の切符を購入して電車に飛び乗り、栄で精算しようとしたら、値下げしたそうで160円区間になっていた。日本一高いといわれる瀬戸電が、30円も値下げしていたとはびっくりだ。20円損してしまった(笑)。
芸総センターの11階で鵜飼さんのピンホールカメラの展示があると聞いていたので、エレベーターに乗ったら、今度は11階に止まらない。12階まで行ってうろうろしていたのだがわからず、10階に戻って、案内の女性に聞いたら11階まで連れて行ってくれた。10階から階段で上るしかないようだ。
鵜飼さんは不在で、女子大生らしきスタッフに説明を聞き、作品の中に入った。暗箱が15個も並んでいて、靴を脱いで中に入らなければならず、閉所恐怖症気味の私には、ちょっとやっかいな空間であった。最初の暗箱では何も見えず、どうなっているのだろうと疑心暗鬼になったが、二つ目の暗箱でピンホールカメラの影像がうっすらと見え、ウーム!とうなってしまった。面白いことを考えついたものである。
15の暗箱を一つ一つ覗いてみたが、ピンホールの数や位置によって、はっきり映像を結ぶものとそうでないものがあり、逆光状態のものはあまり良い状態で映像を結んでいないようであった。
見終えて、まだ時間に余裕があったので、愛知県美術館で開かれている「若き日の美術家たち」という展覧会も観て、学校に戻り、入試選抜の会議に加わった。こちらは延々6時近くまで審議が続いた。
「若き日の美術家たち」の展覧会は、なかなか面白かったので、明日の記事に載せるつもりである。

ピンホールカメラなので逆さの影像が映るのだが、わかりにくいので180度回転させた。

これは、ピンホールを二つ開けた作品の影像で、手前にオアシスが映っている。

こんな風に箱が15個並んでいる。

オアシスから望遠で11階の回廊を撮してみた。うっすらと暗箱の色彩が見える。