学校では、昨日、実力考査が終わり、来週はクラスマッチ(球技大会)だ。
橦木館では、金曜夜に、「大人のトワイライト in 橦木館」。土曜日は、東区まちそだての会例会とNPO法人橦木倶楽部の運営会議。日曜日は、東区まちそだての会有志企画の「関フィールド」がある。おいしい鰻も食べることができるようだ。
ところで、パソコンが不調で、操作中に突然プツンと切れてしまう。OSに問題があるのか、インストールしたソフトとOSの相性が悪いのか、ハード面の問題なのか。いろいろ検証してみたが、結局、特定できなかった。とりあえず、復活はさせたが、思わぬ時にプツンと切れてしまう症状は相変わらずだ。ハードディスクを初期化して、そっくりOSを入れ替えようと思っているが、一日仕事になりそうなのでその暇がない。先週は、全くパソコンがブートしなくなったときもあって、“これまでか!”と覚悟を決めたが、延命措置を講じて、かすかながら生きながらえている。しかし臨終の日も遠くないような気がする。
モリコロワークショップの続きである。「canna家具店」から善光寺街道に出て、赤塚の方へ北上した。和ろうそくの「有賀商店」、灯し油の「熊野屋」と、かっては庶民の生活に密着していた灯り材料を商う二つの商店を訪れた。石油の灯油と電気の普及とともに過去のものとなってしまったが、歴史や文化に焦点を当てたエコ・ミュージアム構想には欠かせないポイントである。この二つの商店が生き残るためにも皆でここで何かを買って、側面支援することも必要だろうと思う。

和ろうそくの「有賀商店」を訪れる。

「熊野屋」の油の資料室で。熊田さんのおじいさんもまだまだお元気である。

「熊野屋」は、現在は健康食品を中心にした雑貨を商っている。
「エコ・ミュージアム構想」レジュメNo.3
4.拡大版「文化のみち」の提案
東区の「文化のみち」と、西区「ものづくり文化の道」を一体化し、名古屋の昔と今をめぐり、未来を探る屋根のない博物館「なごや・文化のみち」とする。
コンセプト:「サムライからMade in Japan までを体感する」(日本における近代化の歩み)
○江戸期の城下町にほぼ重なるこのエリアには、様々な物語がつまっている。
山車で見られるような高度な工芸技術を明治以降陶磁器や絹・綿織物製造などの産業へ結びつけた、起業家たちの足取り。
町々で大切に祀られていた屋根神様。
学校設立などにも大きく寄与した宣教司たちの歩み。
高度成長期ににぎわいを見せた、明道町の菓子問屋や円頓寺商店街。
東区で起業し世界的企業へと成長したトヨタの歴史。等々
@テリトリー: 西は名古屋駅から東は古出来あたりまで。(江戸期の旧名古屋城下?)
Aコア:???
Bサテライト:
・江戸期大名文化:名古屋城、名古屋能楽堂、徳川園、建中寺、貞祖院など
・江戸期町民文化:筒井・出来町天王祭、広井神明社例祭、名古屋の上町言葉、屋根神様、四間道界隈の町並、油屋の資料室、名古屋友禅・名古屋扇子の工房など
・明治〜大正期の近代産業の成り立ち:産業技術記念館、ノリタケの森、陶磁器会館、でんきの科学館など
・明治〜大正期の起業家の自邸:春田文化住宅、文化のみち橦木館、豊田佐助邸、文化のみち二葉館など
・昭和高度成長期:名古屋テレビ塔、名古屋市科学館、明道町の菓子問屋街、円頓寺商店街
・平成のテクノロジー:名古屋駅前高層ビル群、オアシス21
C発見の小径
名古屋観光ルートバス「めーぐる」(四間道もルートに加えては?)
Dアクセス
ベロタクシー、人力車、レンタサイクル(これらの整備が課題)
○住民の参加について
・愛知建築士会トリエンナーレ委員会による、近代建築活用の提言と町歩きなどの実践
・井元邸→橦木館→橦木倶楽部→文化のみち橦木館への市民のかかわり
・白壁アカデミアによる、近代建築を市民の学習の場にという提案
・東区文化のみちガイドボランティアによる、豊田佐助邸の公開日拡大と豊田佐助邸・文化のみち二葉館のボランティアガイド
・市民のコーディネートによる、四間道の民家の活用
・「閑所からのぞく四間道・円頓寺界隈」川原茂樹、「山吹の歩み」江碕公朗、「名古屋陶業の百年」、「東区橦木町界隈」西尾典祐、「ものづくり文化の道」ガイドブック、「ドニチエコ切符でめぐる名古屋歴史散歩」中山正秋などの本の発行。
・東区まちそだての会による文化のみち絵はがき・イラストマップの作成・発行と販売
・縁側妄想会議編集室による、フリーペーパー「ポゥ」の発行・配布
○課題
行政と市民の協働
市民の参加による管理と学習的な活用をはかること、またそのための組織論の確立