「春日井駅前大弘法」の次は、「勝川大弘法」も参拝せねばなるまい。春日井駅前から勝川駅前に移動し、車を駅前の駐車場に入れて勝川大弘法通り商店街を歩くことにする。
「勝川」という地名の由来については諸説あるが、小牧・長久手の戦いのときに、戦勝に因んで徳川家康が命名したという言い伝えが一般には信じられている。
江戸時代のはじめに中山道などの街道が整備されてからは、勝川は名古屋大曽根口から中山道へ通じる「下街道(したかいどう)」沿いの町として栄えた。名古屋清水口から小牧を経て中山道へ通じる「上街道(うえかいどう)」が役人などが使う公用道だったのに対し、下街道は宿場も関所も無く、庶民が自由に行き来できる道として賑わったという。
最近の勝川は、駅周辺の再開発が一段落して大きく変貌を遂げているが、「庶民のまち」・「縁起のよいまち」として今なお健在であるようだ。毎月第3土曜日に駅前商店街一帯で開催される「勝川弘法市」には、通りの真ん中にテントショップやグルメ屋台が立ち並んで賑わいを見せる。この「勝川弘法市」は、2001年から始まり、毎月途切れることなく開催され続ける恒例イベントとなっている。最近では地元のみならず全国各地の商店街が弘法市の視察に訪れる程知名度が上がってきているようだ。

整備された勝川駅前。

勝川弘法通り商店街。

「かちがわ大弘法茶屋」という休憩スペースが作られている。

スペース内には、昔の勝川や大弘法の写真が展示してある。

これは、勝川大弘法が昭和6年に完成したときの写真のようだ。

「大弘法紙芝居」ということで、声をかければいつでも見せてくれるそうだ。

「新円空仏工房」とあり、軒下に新しく制作した円空仏が並べられている。

かなりの力作もある。

持っていってしまう人はいないのだろうかと心配になった。

シャッターに雰囲気のある絵が描かれていた。

大弘法の入口には、木製の弘法さんが置かれている。

こちらにも大弘法の入口がある。

ここにも木製の弘法さんが置かれている。