15日(月)の夜、NHKで「北海道150年記念ドラマ・永遠のニシパ『北海道と名付けた男 松浦武四郎』」を観た。松本潤が松浦武四郎を演じた。*ニシパとは、アイヌ語で尊敬する人(親方・長老・旦那・紳士など)のこと
江戸幕府や明治政府が行ったアイヌ民族の同化政策というのは、現在、中国で行われているウイグル族同化政策と同じだと思う。先住民族のインディアンを追い詰めたスペインやアメリカ合衆国にも当てはまる。
150年前に、先住民族アイヌを同じ人間として対等視した松浦武四郎の感性や人間性はどうやって培われたのだろうか。

テレビ欄の紹介記事
半年ほど前に、河治和音の『がいなもん 松浦武四郎一代』(小学館 2018/6)を読み、松浦武四郎に興味を持ち、何冊か関連の書籍を読んだ。

三重県松阪市にある松浦武四郎記念館主任学芸員の山本命が著した『幕末の探検家 松浦武四郎入門』(月兎社 2018/3)

松浦武四郎が晩年に全国各地から集めた由緒のある部材を使用して作った一畳の書斎が「一畳敷」である。
LIXIL GALLERY『幕末の探検家松浦武四郎と一畳敷』(2010/6)

佐江衆一『北海道人 松浦武四郎』(講談社文庫2002/12 単行本 新人物往来社 1999/10)

宮本常一も小中学生対象の伝記シリーズで松浦武四郎を取り上げている。
宮本常一『辺境を歩いた人々』(さ・え・ら書房(1966/8)