朝のウォーキング中にまた新しい花を見つけた。宅地造成地の新しい草叢の中に咲いていたので雑草だろうと思い込んでいた。花の形は、「忘れな草」のようだが咲く時期が違うし、なかなか正解にたどりつけなかったが、「宿根バーベナ」にようやく行きつき、その和名が、「ヒメビジョザクラ(姫美女桜)」とわかった。おそらく、栽培されていたものが宅地造成地にまぎれこんだもであろう。(昨年まで家が建っており、取り壊されて整地された場所である)
ヒメビジョザクラは、宿根バーベナといい、南アメリカに分布するクマヅツラ科ビジョザクラ属の多年草である。バーベナは、園芸種として広く栽培されているが、その中で宿根バーベナとして流通しているのは、主にグランダラリア・テネラ種(Glandularia tenera)だそうだ。
テネラ種の分布域は、ブラジルを中心にウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンにあり、牧草地や草原、森林の開けた場所、道ばたなどに自生している。
観賞用として世界で広く栽培されており、現在フィリピンやインド、アジアの一部の地域で、導入されたものが逸出して帰化植物として定着している。
一般的にバーベナとして流通する品種は寒さに弱く、一年草として扱うことが多いが、テネラ種は耐寒性が高いのが特徴で、冬を越して翌年以降も花を咲かせる。背丈は10〜30センチ位だが,ほふく性で地面を這う。
花期は5月〜10月。花期になると、分枝した茎の頂部に花序を出し、花径1p程度の小さな花を数輪まとまって咲かせる。花は基部が筒状で花冠が5裂して平らに開き、裂片は浅く2裂している。夏場は花数が少なくなるが、長い花期の間、花は次々と開花する。花色は、白、ピンク、紫などがある。
先日、アレチハナガサをupしたが、種類が色々あることがわかった。

これが普通のアレチハナガサ。あちこちの空き地に咲いている。

これは、ダキバアレチハナガサ。これも結構見ることができる。

この花が密集しているのは、ヤナギハナガサ。旭墓園にお彼岸のお参りに行ったときに見つけた。