今池下交差点の北西角の家で10日ぐらい前から木槿(ムクゲ)が咲き始め、ほかの場所でもそろそろ目に付くようになってきた。夏が来たなという感じである。梅雨明けはまだまだ先だろうが暑い日が続いている。
ムクゲ(木槿、学名: Hibiscus syriacus)は、アオイ科フヨウ属の落葉樹である。 和名は、「むくげ」。「槿」一字でも「むくげ」と読むが、中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読むことが多い。
『類聚名義抄』には「木波知須(きはちす)」と記載されており、木波知須や、単に波知須(はちす)とも呼ばれる。『万葉集』では、秋の七草のひとつとして登場する朝貌(あさがお)がムクゲのことを指しているという説もあるが、定かではない。白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。
中国が原産。主に庭木や街路樹、公園などに広く植えられている。日本へは古く渡来し、平安時代初期にはすで植えられていたと考えられる。
大型の落葉低木で、樹高3〜4m。葉は互生し、卵形から卵状菱形、3浅裂し、葉縁に粗い鋸歯がある。
花期は夏から秋(8〜9月)にかけて、白、ピンク色など様々な花色の美しい花をつける。ハイビスカスの類なので、花形が似ている。花の大きさは径5〜10cm。5花弁がやや重なって並び、雄しべは多数つき、雌しべの花柱は長く突き出る。花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。朝花が開き、夕方にはしぼんでしまうものもあるが、そのまま翌日も開花し続ける場合もある。