キジがこの草の先っぽを一生懸命食べていた。何て植物だろう? 前回のより貧弱だから若いオスだね
隊長の天昭山神社行に同行できなかったが、まだ8時だし、どこかにいらっしゃるだろうと、クルマを走らせながら電話すると、すでに藤沢近くまで帰られているとのこと。
連絡不行届きでもうしわけありませんでした。
で、その足で林道へ行ってきた。
その途中、またもやキジに出合う。今度は失敗しないようにじっくり撮影するが、それでもあとで見たらほとんどピントが合っていなかった。630ミリを振り回し、キジの小さな目に焦点を合わせるのは基本的にむずかしいのかもしれない。
練習、練習!
そんで、フクロウの巣穴を確認に行ったら、驚いたことにヒナが一羽しかいない。
一瞬何者かにやられたかと思ったが、このヒナは2羽いたうちのチビのようであるし、大きいお兄ちゃんがいなくなったのは、ひょっとして巣立ちか?
とりあえず写真を撮ろうと、カメラを構えると、背中にドスンとすごい勢いで何かがぶつかってきた。
慌てて振り返ったが、何もいない? これは話に聞いていた親フクロウの攻撃だろう。巣立ち間近になるとやるらしい。
しかし、まったく音もなくアタックし、音もなく消えていったのだから、きつねにつままれたようである。
幸いケガはなかったが、あるHPでは背中に深い爪痕のついた写真を載せていたし、耳がもげそうになったとかあったから、私の場合、巣へ近づくなよ、という警告だけだったかもしれない。
これではテンやハクビシンあたりがヒナを食べようとしても、まず無理で、やはり巣立ったと考えるのが正解だろう。
巣立ったばかりのヒナは飛べないし、やっと木登りできるぐらいで、そう遠くへ行くはすがないだろうと探してみたが、どこにもいない。
周辺で巣穴の中と同じ獣の匂いがする。しかし、そのあたりの樹上を探しても、あるいは地面に隠したかと目を皿にしても、どこにも発見できない。
一度、親フクロウが飛んでいくのが見えたが、これは私が気付かず接近したため。親フクロウは巣のヒナを見張りながら、巣立ったお兄ちゃんも守っているだろうから、お兄ちゃんは近くにいるはずだが、どうしてもみつからないのである。
親フクロウだって、そばにいるのが分かっていながら、姿をうまく隠し、どこにいるかまったく知れない。
しかし、悠々と木々の間を飛ぶ姿を見ると、こんな大きな肉食生物が人知れずに生きている驚きを感じる。
野生の能力ってほんとにすごい。
いつまでも親フクロウを緊張させているのも悪いので、あきらめてリスの巣を観察することにした。
しかし、リスもいまは巣の中に子供がいるはずで、親リスは警戒心が強くなり、しばらく巣の近くで待ってみたが簡単に姿を見せてくれそうにない。そこで、ブラブラ歩きながら以前巣があったあたりを探索してみたら、なんと近くに二つも新しいのを発見する。
以前は確実にこの木になかったのだから、いつの間にか作ったのである。
写真の一つはとても大きく、珍しい縦長の形。大きい巣は子育するためだから、ここにも子供が入っていそうだ。

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