日曜日、NHKの番組「ダーウィンが来た」でイギリスのアナグマを取り上げていた。
巣の中にカメラを入れ、生態を詳しく紹介していたが、驚いたのは巣の奥行きの深いこと。通路の先に部屋がいくつもあり、何世代も使い続けて増築され、全長200mになるものもあるそうだ。
撮影された巣はたしか数10mほどで、6匹(?)の血縁があるアナグマが住んでいた。
写真は林道近くにあるアナグマの巣である。巣穴は普通複数みられるようだが、周辺を探しても発見できない。新しい巣の場合、巣穴が一つのこともあるようだ。
イギリスのアナグマの巣は、入り口から10メートルほどに最初の部屋があり、そこに若いアナグマがいて、その10メートル奥、またその10メートル奥と部屋があった。そして、一番奥の部屋に力のあるメスがいて3匹の子供を育てていた。
また、トイレの部屋なんてのもあるようだ。
とすると、林道のアナグマの巣、最低でも入り口から10m奥に一つの部屋があることになる。複数で住んでいるなら、そのまた10m奥にも部屋があるかもしれない。
この巣穴の横に太い倒木があるが、これは巣穴を発見した後で倒れたもの。
そのときに巣穴が埋まったのか、新しい土が山盛りに掘り出されていた。だからこの巣は現役であり、人が入り口で騒ぐぐらいでは放棄しないらしい。
キツネの糞にあったアナグマの子供の骨、ここで産まれたものの可能性がある。
この穴がそんなに深いとはちょっとみに思えないけど・・・。

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