山形県由良港沖の浅場の刺し網で獲れたワタリガニ。
おなじくイボガサミ。あとカレイやツブガイもかかっていた。
最近旨いカニを食べてないなー、と思う。
隊長のブログにスナメリの頭骨がアップされていて、浅い海のカニが頭に浮かんだ。
このスナメリはワタリガニの獲れるような浅い海でエビやカニ、イカタコ、小魚などを食べている。
相模湾西部は沿岸から2キロも出ればもう水深2、300mになり、浅くて流れのゆるやかな場所がないから写真のどこでもみられるワタリガニは少ない。
でも相模湾は深いだけに、駿河湾で有名なタカアシガニが生息している。三崎の水産試験場には全長2,5mという相模湾で獲れた大物が展示したある(ハズ)。
でもこれは大味でそれほど旨いものではない。
昔、沼津に友人が住んでいて、時期になると夜バケツと網を手にし、産卵で接岸したワタリガニをバケツ一杯すくってきていた。それがうらやましかった。
駿河湾は深いけど、湾奥の沼津湾は深くなる手前に浅く平坦な海底があり、ワタリガにがいるのである。
私は岡山といっても内陸育ちなので、旅館で出される冷凍カニぐらいしか食べたことがなかった。だからワタリガニはそう旨いものとは思ってなかったし、食指がのびなかった。もちろん昔のことですよ。
ところが獲れたばかりの新鮮なのを食ったらぶったまげた。まるで別物だったね。
それから、地方へいくたび港や魚屋をのぞいて魚だけでなくカニや貝までチェックするようになった。
写真は山形県の由良港の刺し網にかかったワタリガニとイボガザミ(たぶん)。
ワタリガニは長埼県の五島列島では船だまりでいくられも獲れるほどだし、瀬戸内海、太平洋側と広く分布しているけど、山形県にまでいるとはこのときまで知らなかった。どこにでもいるんだな〜。
地元にほんとにワタリガニが産卵するような場所がないのかな〜?
雨ばかりで困ったね。
山形県の由良港。
由良港の北側へ隣接する小さな漁港。

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