林道へまったく行ってない。
極端な運動不足で少々腹が出てきた。
当然リスなど動物観察もしてないから、湯河原の野生の解明が進んでないことになる。
そろそろ近隣の野生好きを募ってでも、活動をやるしかないのだろうか。
写真は魚群探知機の画面で、海中を大サバが走り回ってイワシを食べているところ。
いまやっている単行本は、こんな魚群反応ばかり集めた、図鑑のようなもの。だからエッセイ的なものはなくて書き手としてはつまらないが、まあ日本初だし、意味はあるかも。
少し画面を解説すると、
・画面上部の赤い帯が海面で、画面下の赤く太い帯が海底(水深40,9m)。
・海底から海面までの間に、赤や空色の太い線が出ているのが全部サバ。
・イワシの群がサバに食べられてしまい、画面にはイワシよりサバが多いぐらい。
海の生き物達も林道の動物と同じで毎日命がけで生きているのである。
このサバだって大型のシイラやマグロなどに襲われるし、マグロやシイラは人間が天敵となる。
魚は弱肉強食の中で生きていて、余裕がまったくないように思える。
しかし、ときに遊んでいるように見えることもある。
昔、沖合の誰もいない海面にボートを浮かべて昼寝したとき、ボートの両サイドをカツオがジャンプしていった。
何だろうと不思議に思っていたら、続いてシイラがやはり両サイドでジャンプした。
ここではたと気付いた。
魚はプカプカ浮いている小さなボートを何だろうと覗いたのである。
これを先日「スパイホップ」と呼ぶと知ったのだ。

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