やっと見つけた松の幼木
食べかけて放棄されたエビフライ。5m四方から拾い集めた。エサの少ない5、6月に製作されたものだろう
林道周辺の森で松の幼木を見ることはめったにない。
また、リスが貯食し、その場所を忘れることで数を増やすオニグルミの幼木も林道周辺にない。
私には以前からこれが不思議で、松やクルミの繁殖力が弱いのだろうか、とも思ってみたりした。
しかし、あれほど松の木があり、松ボックリが落ちているのだから、幼木の数本ぐらいはどこかにあってもいいはずだ。そう思って探し始めて、今年5月25日にやっと一本だけ写真の松を発見したのである。
そして、この発見から、松の実がリスだけでなく、鳥やネズミなどにほとんど食べられてしまっているのを確信した。しかし、発芽の条件があるとしても、ものすごい数の松の実である。それがすべて食べられているとは・・・。
リスが松ぼっくりを地中に貯食するのはほぼ間違いない。
今年はその埋められた青い松ぼっくりを探し出すのを一つのテーマとしているが、それを始めるのは青い松ぼっくりができる7月後半からだろう。
後の写真は、7月2日に撮影した、幕山入り口三角州の散策道5メートル四方ぐらいににころがっていた食べかけのエビフライ。6月前半あたりに製作されたものだろう。
これからも分かるが、林道のリスはクワの実が熟す前頃、7月半ばに青い松ぼっくりや青いクルミができる前の5、6月頃は実の残った松ぼっくりやクルミがなくなり、エサに苦労しているのだ。
貯食した松ぼっくりやクルミを食べ尽くし、手当たり次第、ころがっている松ぼっくりを試したふうだ。実が入ってなくて放棄したのである。

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