昨日の一番の目的はカエル探索だが、2番目が植物観察で、3番目が山菜採りだった。
山菜はタラの芽、コゴミ、わらびだけだが、小さなビニール袋に1/3ほど採取でき、わらびを煮付け、タラの芽とコゴミを天ぷらにして食べたらもう最高。
天ぷらはどちらもとても柔らかくてホクホクし、ほのかな春の香りがあって天ぷら屋さんの3、4人前分ぐらいペロッと平らげてしまったのである。
林道脇の開放地にはスミレなどの花が多いし、山菜もたくさんあり、一石二鳥のような植物観察になってしまった。これだと動物などとても無理であるな。
で、主に探したのがスミレである。
前回覚えたタチツボスミレ、コスミレ、ナガバノスミレサイシンを復習しながら見ていったが、タチツボスミレやナガバノスミレサイシンはどこにでもあり、コスミレはなぜか目にとまらなかった。
下の写真は勉強した「
ナガバノスミレサイシン」でまず間違いないだろう。
次が林道脇ならどこでも見られるタチツボスミレかと思ったが、少し様子が違うようなので、ネットにある野生種129種を載せているスミレ図鑑で調べたら、「
アカフタチツボスミレ」というもののように思えたが、どうだろう。
アカフの意味が分からないのであとで調べたら「赤斑」であり、葉の赤い葉脈のさまを言うらしい。
次は花びらがタチツボスミレより丸く、花色は濃く、中心部の白さが目立つ、とisa隊員の日本の野草300(冬・春)書いてある通りなのできっと「
ニオイタチツボスミレ」だろう(間違っていたらごめん)。
次は葉の形と側弁には毛が密生する、というのから「
アカネスミレ」じゃないかと思った。
側弁とは5枚ある花弁の中央左右の2枚で唇弁は下方の1枚のこと。上の2枚はなんて呼ぶのだろう?
次のスミレは、一か所にポツポツとあったけど、葉が開いてないし、花の数も少ないし、どうやって調べればいいの、と葉を開いてみたりしたが、逆に花が開いてもなお葉を閉じて内側に巻いているのが特徴の「
アケボノスミレ」のようである。
葉の両面に毛があり、葉先が尖ったハート形、というのも合っているがどうだろう。
あと、どう調べても分からないのが次の2点+1である。
まず、写真下。
はじめ、葉の形がタチツボスミレに似ているから、これの葉の特別成長したやつかと思っていたが、だんだん違うものに見えてきた。スミレの花の後ろにある天狗の鼻のようなのを距(キョ)と呼ぶそうだが、タチツボスミレのは細長いけど、こればぶっとく短い。
葉っぱがよく似ているのは「ミヤマスミレ」なのだけど・・・。
次はこれまたまったく分からんもの。
特徴は葉の縁が鋸歯(キョシ)になっていること、花の距が極端に細いことである。
もう一枚の写真は、花色が白いナガバノスミレサイシンでます間違いないと思っていたけど、花があまりに真っ白で、唇弁に模様がみられない。
周りにもこの白いのがいくつかあった。
写真の唇弁の模様は角度的に隠れてしまった可能性があるが、シロバナナガバノスミレサイシンとか、シロバナスミレサイシンなどというのも、例のスミレ図鑑には載っているのである。
http://hananoiori.pinoko.jp/sumire/sirobananagabanosumiresaisinn-10.jpg
http://hananoiori.pinoko.jp/sumire/sirobanasumiresaisinn-4.jpg
まあ、ここまで分類する必要があるかどうかだが、それにしても一度は一生懸命やらないとスミレは覚えられそうにない。
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