エビネ/
ネットで「種子」を検索してみたところ、「ラン科(エビネの種子)など若干の植物で、発芽のための胚乳のような蓄えを持たず、菌類との共生に依存するなどして発芽する例がある」と解説してあった
お客さんが続いたり、船の配線の続きをやったり免許の更新があったりとそこそこ忙しく、一週間ぶりに林道へ行ってきた。
林道のすぐ下にある美化センター(ゴミ焼却場)あたりまで登ったとき、頭上にカラスに追われたハイタカ(たぶん)が出現した。
今日はしょっぱなから久々に猛禽をみて、最近の植物目から本来の動物目に戻りそうだった。
そして、天気もいいことだし道からはみ出し、少し森の中を歩いてみることにした。
カメラのレンズを300ミリに替え、55ミリマイクロをポケットに入れて、動物といつ遭遇してもいいよう心づもりをしているのだけど、やはりまだ地面ばかり見てしまう。
写真上はエビネで、こんなかたまりを3箇所に発見する。
果実をたくさんつけていたこのかたまりは春に賑やかに花が咲いただろう。
来年は忘れず見てみたいね。
次ぎは丹沢に多いとい聞くマツブサ。こいつはまだ若く細いが、前回やまぼうしさんが発見してくれたものである。
これの実は大きいらしいが、成木がどこかにあるだろうか。
マツブサ/
次はノササゲのサヤがはじけた種子である。
爪でつぶしてみたら、芋のように柔らかいものだったが(胚乳)、青臭い匂いがしたから好んで食べる者がいるだろうか疑問に思った。
ノササゲの種子/
次はスイカズラの黒い実。
これをつぶしたら、汁が出て平たい種が3ツブ出てきた。これもあまり美味そうには思えない。
でも、今日は林床をガザゴソ引っ掻く鳥の音がにぎやかで、忙しそうだった。
スイカズラの種子/
で、結局動物とは出合わず、300ミリはついに一度も使わなかったのだ。

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