びっしりとネコノメが
岩の上があちこちで盆栽みたいになっていた
沢を長靴を履いてザブザブと歩いたらネコノメがいたるところで咲いていた。
今回歩いた2本の沢は、釣りもできない水量の少ない小さなものだし、林道から見ると入るのが大変そうで、これまで飲み水を汲むぐらいしか利用しなかった。
ところがいざ入ってみると、一本は想像したとおりで狭かったが、2本目は林道から見えないところに中州といってもいいぐらい広いところがいくつかあり、美しい渓相をもっていた。
水の流れの周辺にはネコノメやコチャメルソウがたくさん咲いているし、小さな岩の上で合わさって盆栽みたいになっていたりする。
ここは丹沢と違い、だ〜れも入らない私だけの贅沢な空間なのだ。
で、まずはスゲの復習から。
カンスゲ/
写真のカンズゲは大きいもので直径2mぐらいあり、葉の断面がV型である。
断面がゆるいM型なのがミヤマカンスゲであるそうな。シカの好物に出てきたナキリスゲは細いスゲで、片浦林道で1株シカの食痕として撮影したものだろう。
カンズゲは湿気ったところが好みのようで、林道ではあまり目にすることがない。
次は水源の作業道を探索したときに撮影したムカゴネコノメなのだが、その下の写真は今回撮ったもので、同じものと思ったが、花の数が違うのだ。
これもムカゴネコノメでいいんだろうか? 緑の葉と黄色のオシベで、同じものばっかりあると思ってまともに撮影しなかった。
ムカゴネコノメ/
次も前回見た紫色をしたヨゴレネコノメで、あちこちにたくさんあったが、驚いたことに黄色の花を付けている。
2種類かもと見たら茎はつながっているようだし、不思議だけど、図鑑をみてもよく分からないのである。
イワボタン/k-ta隊員より
次は濡れた岩肌にへばりついていた、妙な葉。でも色はきれである。これ何だろ?
イワタバコ/隊長より
教えてくだされ。

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