ミヤコアザミの若葉(根生葉)/
植物は、春の芽吹きから始まり、花が咲いて実をつけ、冬に枯れてゆく。植物名を覚えようと観察を始めたら、あらためてこのあたりまえのことに気づく。
そして春、地面から顔を出したこれら多くの形の定まらない若葉が誰のものか気になってくる。
まあ、そこまですべてを覚えられるハズもないし、ほとんど不可能だが、このさい分かりやすいものだけでも目をつぶらないで覚えようと思う。
先日、ミヤコアザミやキクアザミの若葉を探したら、花と同じ場所にしっかり育っていた。まだ小さな根生葉の形が成葉とほとんど同じなのでそれと分かったのだ。
次の写真はキクアザミの根生葉。この場所にカセンソウの枯れたのがたしかあったと枯れ草をかき分け探していたら出てきた。
前々項にも載せたが、希少なはずのキクアザミの根生葉があちこちにあって、なんだか大安売の感。
キクアザミの根生葉/
そして、カセンソウは?と探すと、見慣れぬ若葉(右)がある。これがカセンソウだろうかと思ったが、しかし葉を思い出したらまったく形が違った。
で、思いつく植物を図鑑でピックアップしていたら、まだ見たことのないコシオガマに行き当たった。葉の鋸歯のギザギザぐあいがよく似ている。
なおもしつこく確認しているとシオガマギクというのも出てきて、この葉の方がもっと似ているかもしれないと思えた。
シオガマギクは湯河原に分布しているようだし、たぶんどっちかだね。
シオガマギクorコシオガマ?/(キクアザミの右)
次はキントキヒゴタイの根生葉。サンショウバラの丘にこれがたくさんあったが、今回アケボノスミレを200株以上発見した新しく歩いた丘にこのキントキヒゴタイ、ミヤコアザミ、キクアザミがたくさんあったのである。
これらは誰の目にもふれないでひそかに咲いていたんだろうね。
キントキヒゴタイ根生葉/葉柄に翼があるのが特徴
次はタムラソウの根生葉。この花も草原にたくさん見られるが、葉だけ見てミヤコアザミと間違えることがあった。
でもこうして写真にするとはっきり違うね。
タムラソウ根生葉/
次はアキノタムラソウのロゼット。
たしかやまぼうしさんかOさんにそう教わった。
アキノタムラソウのロゼット/
次はハバヤマボクチの根生葉。立ち枯れの茎の根元に若葉が出ていてそれと分かった。
ハバヤマボクチ根生葉/
用語など間違いを指摘してくださればありがたいです。
木、金、土と海へ出たが、今日はあぶれ。というか予報が悪くてまあおやすみ。
地先でアジ五目、ヒラメ五目(もうおしまいかな)、初島でイサキ釣り。昨日のイサキは波がつよく、船団も大きく、思うように操船できす、8〜12匹と少なめ。型はよかったし、タカベ、メジナなど交じって楽しめたかも。でも船頭はつらかった。

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