眠るように死んでいた/
穴を掘って死体を埋めておいた/
子イノシシの屍骸は道路脇のコシオガマの並びの草むらにポツンとあったのだ。
どこも傷つかずきれいな写真のままの状態で眠るようにして横たわっていた。死後2日以内ぐらいだろう。
でも、どんな理由で死んだのか?
この写真に映ってないが、すぐ脇の斜面には1,8mの丸太を土留めとして並べてあり、それから滑り落ちてしまったか。
そう考えるのが一番すっきりするのだが、でも、たった1,8mで滑落死するだろうか?
ガリガリに痩せているわけでもなく、栄養は足りてそうだし。
裏返してみたが、傷もないし、後足を広げたら両足のももの付け根に白っぽい便ともみえるヨゴレが付いていたが、特に臭いは感じなかった。玉がないからメスだね。
で、この死体をどうしたものかと考えたら、クルマにじねんじょ掘りのスコップがあることを思い出した。
そこで土留めが途切れて、土が露出しているところを掘り、イノシシを埋めて、その上に石を置いてテンやタヌキなどに掘り出されないようにした。
数ヶ月後には骨だけになっている?
隊長が所望されるならもちろん差し上げますよ。

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