ホソバチクセツニンジン/下は葉のアップで重鋸歯が見える/
トチバニンジン/
5月に撮影し、トチバニンジンとしてブログにアップしていたものが、神奈川県植物誌を見直してたら葉が細いホソバチクセツニンジンであるらしかった。
トチバニンジン(栃葉人参)の別名をチクセツニンジン(竹節人参)というからそう呼ぶのだが、他の図鑑には載ってない細かな分類が県植物誌にたくさんありほんとに奥が深いのだ。
その植物誌によると、ホソバチクセツニンジンの特徴は、「葉が細くほとんど小葉柄がない。小葉は7個が多い」また「しはしば縁に重鋸歯がある」とある。
写真は葉が細く重鋸歯が見られるが小葉柄が少しある。ただ、ネット版植物誌の「植物を探す」には2種資料写真が載っていて、一方はほんとに柄が見られないものの、もう一方にはこれと同じような柄がある。
それと、分布が神奈川県ではほぼ箱根周辺に限られていて、箱根との境界近くにあったからこれをホソバチクセツニンジンとしてよさそうである。
しかし、もう一つの下の写真もほぼ同じエリアにあったものだが、これは葉は太くトチバニンジンのように見える。
葉の縁も荒い鋸歯ではあるが重鋸歯というには違うように思える。葉の数がトチバニンジンは5個が多いようだがこれは7個で少し不安。
まあ、葉が細くないのだからトチバニンジンとしておこう。
その下の写真は別の場所で撮影したもので、葉も5個だし、トチバニンジンでいいのか。
ただ、トチバニンジンの変種ソウシシヨウニンジンの近くにあったように思うから、ソウシシヨウニンジンの可能性もあるが、以前撮影したソウシシヨウニンジンの葉は7個だったから、やはりトチバニンジンの確率が高い(?)

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