ニホンイタチ/ここはリスも林道を渡る動物の通路の一つ/
昨日、サンショウバラを見たあと、クルマで移動してたら写真のイタチが山側の森からいきなり林道へ飛び出してきた。
慌ててクルマを止め、窓越しにカメラを構えたが、一瞬足を止めてくれチャンスかなと思ったものの、ピントを合わせる間もなく谷側のブッシュへと消えて行った。
イタチはリス観察を始めた3、4年間の5月末から6月末にかけてテンとともに何度も見ているが、昨日の日付も同時期である。
林道脇の第一桑の木の下あたりにイスを置き、それに座ってリスを待っているとそこにテンやイタチも出てきたのである。
テンはリスと同じ枝を走るし、はじめ、リスを狙っているとばかり思っていたが、イタチも現れるし、そのうちハクビシンもアナグマも出てきて、谷側の急斜面の森によく使われる獣道があるのだろうと考えるようになってきた。
この獣道が林道を渡っているのだろう。
ついでに言うと、このイスに座っていて初めてノスリを見たし、これが毎日のように現れリスをチェックしていた。また桑の実などに集まる小鳥を追ってツミまで出てきた。
桑の大木の周辺には桑がもう一本とサクランボをたくさん付けるサクラの木が2本あり、キイチゴ類も豊富な場所。いま考えるとすごいスポットだったのだ。
でもいまは周辺の松がほとんど枯れてしまい、立木が少ないスカスカの、森がなくなってしまった状態で、リスはまず見られないし、動物の気配も少ないのだ。
話がずれてしまったが、これら夜行性の強い動物達が5〜6月の日中頻繁に現れるのは、単に木の実が豊富だからではなさそう。
果実を食べるだけなら人の通らない安全な夜に木に登る方を選択するだろう。いま実際にはクワの実が一部熟れ始めたばかりで、サクランボはまだし、モミジイチゴも走り。食べられるのはクサイチゴぐらいだろう。
私が考えるイタチ?テンのエサは、主にいま子育て中の鳥や卵やヒナ、それを狙うヘビなど。先日来頻繁に目にする沢ガニやカエルもエサだし、ひょっとしたら巣から出始めたリスの子供もターゲットになるかもしれない。
イタチはいま繁殖期で(4〜6月)、テンは子育て中のハズ。なので木の実よりも栄養価の高い、しかも量の多い動物タンパクを得られるチャンスは逃さないだろう。
ウィキペディアではテンの交尾は夏で出産が春となっている。夏、二匹が追いかけっこしてたから、時期は合っている。
これを検証していかなきゃ〜。
今日は午後から海。

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