葉が細長く全体が三角形/タチツボスミレの交雑種なのだろうか?/
たぶん根生葉と思われるが、基部は心形で全体が丸いような/
もう一点写真があり追加/これを見てたら小さい株の葉も細長いし、ナガバノタチツボスミレでいいような気がしてくる/
托葉と閉鎖花の状態/
前回の植林地の作業道を歩いているとき見つけた花後のスミレである。大きいものは背丈が30センチぐらいあり、葉が細長く三角形のものが群生していた。こんなのこれまで見たことがないような。
茎立ちしてるし、葉が長くなければすんなりタチツボスミレなのだが、またも引っかかってしまった。
以前の距の白い背丈の高いのはオオタチツボスミレではなくただのタチツボスミレだったし、次に見つけた背の高い花色が薄紫のスミレはエゾノタチツボスミレでなくてただのツボスミレだった。
そんなことがあり、今回も色々調べてみたら葉の長い「ナガバのタチツボスミレ」というのがあるようだが、神奈川県植物誌には分布が記載されてなかった。そもそも主に西日本に分布し東は静岡県までらしいからまた間違いの可能性が。
だけど、タチツボスミレをいくらネットで調べても花後といえどどこにも葉が長くなるものは見つけられなかった。
ただ、詳しく調べた副産物としてスミレに詳しいフリークの集まりを発見し、スレッドを2年分ぐらい読んでいったら、なんとスミレの交雑種の多いことか、それがよく分かった。
なので、これも雑種かと思うのだが、しかし、それにもこの葉の形はナガバノタチツボスミレ以外載ってなかった。
そして見れば見るほどナガバノタチツボスミレそっくりに思えてくる。
はじめ、ナガバの多くの写真の葉は赤い斑入りがほとんどで、やっはり違うのだろうと思ったが、これは「マダラナガバノタチツボスミレ」と呼ぶようだし、赤斑がないナガバもいくつも出てきた。
あと、ナガバノタチツボスミレの根生葉は丸いタチツボスミレの葉そのままで、上部の長い葉とまるで別物のようだと書いてある。
これは撮影してないが、根元のボケたのをよく見るとの中に丸い葉があるような。
う〜ん、スミレは難しい!
やっぱりだめか〜!
ナガバしかないと思えたが、ニオイタチツボスミレも花後は茎が伸び、葉が長細くなるようだ。
これそっくりの写真を見つけたし、ナガバと見分けがつかないとも。

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