オオバノトンボソウ/茎の稜に翼がある/昨年6月11日撮影/
トンボソウ(?)/同時期なのに茎が立ち上がってないし、葉が波打つ/今年の6月3日撮影/
オオバノトンボソウは湿った草原の縁に見られるランかと思ったが、日当りの悪い植林地の林床が一番の好みのようである。
昨年の6月11日、写真上の植物にとりあまり魅力的でない檜の林床にたくさん見つけたときはちょっと驚いたが、基本環境は湿気の多い場所ということだろう。
オオバノトンボソウは背丈が30〜60センチぐらいになり、翼のある茎が高く伸びるのが特徴だ。
で、今年の6月3日にイチヤクソウの成長を見に行ったおり、隣りの檜の植林地の林床にランがないかチェックしたら、なんと10年も歩いた場所なのに写真のオオバノトンボソウがすぐ見つかり、とても驚いた。
しかし、自宅で写真を見直していたら、葉の縁が波打っているし、なんだか様子が違うように思え、上の写真とじっくり較べたら、葉の成長度合いの割に茎が立ち上がっていないのがあった。
この2つは1キロほど離れているだけで、撮影時期もほぼ同じだし、特に今年は植物の成長が早いし、オオバノトンボソウなら茎が同じ状態になっていてもいいだろう。
上のオオバノトンボソウは小さくても茎が立ち上がっているのに下のにはまったく見られない。
なので、ひょっとしてただのトンボソウかも? と、またも初見の期待が。
また間違いかな?

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