クロテンコオトギリorハコネオトギリ?/
葉表に黒点がまったくないし、明点も見られない/
葉裏には黒点がたくさんある/
オトギリソウ/葉の形が違うし、黒点も見られる/
汗をかきながら林道を合計6キロほど歩いてきた。
といってもちょこっと草刈り作業だの、撮影だのしながらだから5時間半もかけてのこと。
で、色々見てきたが、その中でオトギリソウ属のナガサキオトギリのような、でもどこか違うようなのを数株発見した。
5月末に湯河原西部の池峰に行ったとき、一株同じようなのを見ているが、そのときは「ナガサキオトギリ?」と疑問符を付けたタイトルにしている。
どちらも葉の形が細長くナガサキオトギリに似ているのだ。
そして神奈川県植物誌を見ながら、合わせてネットでチェックしていくと、その葉の形からハコネオトギリかクロテンコオトギリのどちらかだろうとなった。
これらはフォッサマグナ要素の植物であるらしい。
ただ、ハコネオトギリなら葉に明点があり、黒点も合わせもっている特徴があり(明点だけのものを言う説も)、クロテンコオトギリは黒点だけで明点がないものをいうようだ。
だけどこれの葉表には黒点がまったく見られず、明点もはっきりしない。でも葉裏には黒点がたくさんあるし、わずかだが明点もあるように見える。
なので、ハコネオトギリともクロテンコオトギリともはっきり言えないのである。
この2種はどちらも植物誌の湯河原に分布がないし、ナガサキオトギリも含めてもっと調べてみる必要がある。
今期、きっちり分類してみよう。
明日は港で「お施餓鬼」のもよおしがあり、海はお休み。

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